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1993 年度 実績報告書

実験的高眼圧動物モデルにおける視神経乳頭の組織化学的並びに超微形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04671068
研究機関山梨医科大学

研究代表者

山林 茂樹  山梨医科大学, 医学部, 講師 (90126714)

キーワード急速凍結ディープエッチング / レプリカ / コラーゲン / 高鉄ジアミン染色 / アルシアンブルー染色 / PAS染色 / ポリエチレンイミン染色 / 高眼圧モデル
研究概要

高眼圧モデルは前年度と同様に日本白色ウサギを用いて、アルゴンレーザー隅角照射により作成した。高眼圧モデル作成後、緩衝された4%パラホルムアルデヒド溶液によって、眼圧を維持しながら前房より一定流量還流固定され、還流後眼球を半切し、同固定液にて浸漬固定を行った。組織は脱水後、パラプラストにて包埋され、スライド切片が作成された。対照には無処置の正常眼圧ウサギが使用された。組織化学的方法による結果を示すと、High-Iron-Diamine(HID)(高鉄ジアミン)染色とAlcian Blue(アルシアンブルー)(pH1.0)染色において、わずかの差ではあるが高眼圧モデルの方が染色性が少なかった。AB(アルシアンブルー)(pH2.5)染色でも同様にHID染色の結果と同じく、染色性が高眼圧モデルの方が若干弱かった。AB-PAS,PAS-AB染色では差はなかった。一方急速凍結固定しレプリカ膜を作成し透過電子顕微鏡で観察した方法では、PEI染色による陰性荷電が高眼圧モデルの視神経乳頭でのコラーゲン線維のほうが、正常眼圧によるコラーゲン線維よりも少ないことがわかった。視神経乳頭緑内障性陥凹の前段階のものでは、動物によって陥凹の発生する期間の差のばらつきも多く、本研究による陰性荷電の変化は検出されず、正常眼圧モデルの結果とほぼ同じ染色性を示していた。又、急速凍結ディープエッチング法による純形態学的方法では昨年の結果と同様にlamina cribrosa近くの神経突起外のコラーゲン線維の数が減少していることがわかった。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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