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1992 年度 実績報告書

根尖性歯周炎における根管浸出液および根尖部病変組織中の各種サイトカインの動態

研究課題

研究課題/領域番号 04671165
研究機関鹿児島大学

研究代表者

長岡 成孝  鹿児島大学, 歯学部, 助教授 (10155913)

研究分担者 斉藤 弥生  鹿児島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (00197211)
諏訪 素子  鹿児島大学, 歯学部, 助手 (80206599)
キーワード根尖性歯周炎 / 根管浸出液 / 根尖部病変 / 炎症性サイトカイン
研究概要

近年の遺伝子工学の急速な進展に伴い,リンパ球やマクロファージなど種々の免疫担当細胞が産生し,細胞間の情報伝達を行うサイトカインの働きがしだいに明らかになってきた.そこで本研究では,根尖性歯周炎罹患患者から病変部組織を採取してIL-1,IL-6,EGFおよび各種リンパ球の組織内局在を免疫組織化学的に調べるとともに,上記成分の活性の有無をELIZA法,bioassay法を用いて調べた.さらに根管内浸出液を採取して,病態の変化に応じたこれらの成分の経時的変化を同じくELIZA法,bioassay法を用いて調べた.
1.被検者:根尖性歯周炎罹患患者[全身状態が良好で単根歯の根尖部にX線透過像を有し,外科的処理の対象となるもの(実験群),および通常の処置法で治療が可能なもの(対照群):各10名].2.試料の採取:臨床診査,X線診を行った後,各グループの被検者から,病変部組織および根管内浸出液を採取した.3.病変部組織の免疫組織化学的ならびにフローサイトメトリーによる解析:凍結切片を作成してIL-1,IL-6,EGFおよび各種リンパ球のモノクローナル抗体で染色し,各成分の組織内局在を調べるとともに,一部の試料についてはフローサイトメトリーで解析した.4.ELIZA法,bioassay法による病変部組織内および根管内浸出液のIL-1,IL-6,EGF活性の測定:ELIZA法では測定キットを,bioassay法ではマウス胸腺細胞を用いて解析した.
その結果,対照群に比べ実験群では,とくに病変部組織においてIL-1,IL-6活性の上昇を示唆する結果が得られたが,根管内浸出液に関しては,現時点では有意の差を見出せなかった.さらに症例を増やし検討を進めている.

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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