研究課題/領域番号 |
04671168
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
久光 久 昭和大学, 歯学部, 教授 (30092430)
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研究分担者 |
小杉 紀子 昭和大学, 歯学部, 助手 (10245805)
松葉 浩志 昭和大学, 歯学部, 助手 (90241025)
鈴木 敏光 昭和大学, 歯学部, 助教授 (80154558)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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キーワード | 変色歯 / 漂白法 / 高周波電流 / 過酸化水素 |
研究概要 |
CIEL^*a^*b_*表色系を色の判断の基準に用いたが、この表色系はDEの色差を用いることにより、人間の色彩感覚と関連づけることができる。DEが1.00以上では50%以上の観察者が色差を認識できるといわれている。本実験での各グループの色差の平均は、いずれも1.00以上となった。高周波電流を用いた漂白法では、酸処理なしの30%H_2O_2とHi-Liteで有意な差が見られた。L^*a^*b^*値では、L^*が酸処理により低下するが、漂白することにより上昇した。a^*はごくわずかに減少、b^*は減少した。以上のことから肉眼的には、酸処理により明度が下がり、黄色みが抜けた。漂白により、明度が上がり、黄色みが減少した。酸処理により漂白効果が増加していた。 高周波電流を用いない漂白法でも、明度があがり黄色みが減少した。Hi-Lite同志の比較では、有意な差は見られなかったが、H_2O_2同志では差が認められた。 臨床例では、症例1で良好な結果がえられた。帯状のテトラサイクリンによる変色は消えなかったものの、下顎前歯との比較によると漂白効果は明らかだった。 抜去歯(健全な色彩を有する)を漂白したよりも、変色歯を漂白した臨床例のほうが高い漂白効果を示した。高周波電流を併用した漂白法は、臨床応用してみると、安全で患者の不快感も少なく、効果的な漂白が行なえるものと思われた。しかしHi-Liteに比べ処理時間が長いこと、H_2O_2と光を照謝する方法と比べると手間がかかってしまう欠点もあきらかになった。
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