研究分担者 |
高須賀 文子 日本大学, 松戸歯学部, 助手 (10231474)
大峰 浩隆 日本大学, 松戸歯学部, 助手 (20213861)
福地 久和 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (60228921)
SUZUKI Kunio School of Dentistry at Matsudo, Minon University, professor (40119681)
SUZUKI Kunio School of Dentistry at Matsudo, Minon University, professor (40119681)
SUZUKI Kunio School of Dentistry at Matsudo, Minon University, professor (40119681)
SUZUKI Kunio School of Dentistry at Matsudo, Minon University, professor (40119681)
SUZUKI Kunio School of Dentistry at Matsudo, Minon University, professor (40119681)
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研究概要 |
鈴木らはHuman Tunor Clonegic Assem法により舌癌、歯肉癌、上顎癌、咽頭癌および上顎悪性線維性組織球腫(MFH)など頭頚部癌8例に対して、BLM,CDDP,5-Fu,MMCの4剤を使用し検討した。結果は感受性陽性率BLM(10%),CDDP(25%),5-Fu(33%),MMC(33%)であり、CDDPを除く3剤については、臨床成績と一致した。ついで制癌剤と放射線の併用療法の基礎的検討もおこない、歯肉由来の培養細胞Ca9-22,Hela,MKN-45に用い、Ca9+22の制癌剤感受性は高く、放射線(X線)との併用はSteel and Peckrainの分析を用い、Supra-additiveで効果が期待できた。 (日大口腔科学Vol15、No2、第1報153〜156,第2報157〜165,1989)上記を基礎実験として、(1)抗腫瘍剤併用投与時のラットにおける障害について検討し、骨髄障害の亢進、肝障害発現が増強されることが示唆された。(2)マイトマイシンCと温熱の併用致死効果の検討、(3)チャイニーズハムスター、オヴァリ-(CHO)細胞による温熱中性子線致死量率の検討。(2)については温熱とマイトマイシンCの併用で相加効果を示し、この致死機構は温熱シスプラチンとは異なることが予想された。 (3)は温熱により、中性子線の致死効果をX線同様に増強することが明らかになった。 (4)術前化学療法が有効症例につき、根治術施行後に、皮フ移植、筋及弁などを用いて再建が容易となる症例を経験した。 (5)免疫賦加剤併用は、基礎実験の結果は、今後の悪性腫瘍による拡大手術の可能性を示唆した。
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