• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

下顎頭形態と関節円板との関係に関する解剖学的およびX線学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04671245
研究機関日本大学

研究代表者

篠田 宏司  日本大学, 歯学部, 教授 (80059451)

研究分担者 北川 正  日本大学, 歯学部, 教授 (00058843)
本田 和也  日本大学, 歯学部, 助手 (30199567)
橋本 光二  日本大学, 歯学部, 講師 (90139197)
島田 和幸  昭和大学, 医学部, 助教授 (80130524)
キーワード顎関節 / 顎関節造影 / 下顎頭形態 / 関節円板 / 断層撮影 / 解剖学 / 放射線学
研究概要

本学解剖学教室所蔵の献体について、顎関節の外側、中央、内側ごとに以下の項目について観察した。
1 X線写真による観察
1)下顎頭の形態と関節円板の形態について-下顎頭形態は円形に分類されたものが最も多く、それらはすべて下顎頭に異常所見は認められず、円板形態はbiconcaveに分類されたものが最も多かった。また円板形態がE-type,R-type,biconvexに分類されたものは下顎頭形態がその他に分類されたものが最も多く、異常所見も認めた。
2)関節〓の骨梁パターンによる観察-関節〓に異常所見が認められたものは30体中5体あり、造影撮影を行ったところ、そのうち4体は円板に穿孔を認めた。
2 肉眼解剖による観察
1)円板穿孔と癒着について-円板穿孔は外側部で3例と中央で1例認められた。癒着は円板後部で1例認められた。
2)矢状断における円板の形態と位置について-円板形態はbiconcaveであったものが最も多く、ついでP-typeが多かった。biconcaveは中央、内側で多く、P-tupeは外側で多く認められる傾向がみられた。円板形態がbiconcaveであるものはsuperior positionが多く、E-type,biconvexのものはanterior positionのものが多かった。15EA08:3 円板の造影断層X線所見と解剖所見が一致しなかった例-円板形態については、穿孔があったものや円板が〓薄なもの、あるいは一部〓薄になったものであった。円板の位置については、穿孔により造影剤が流出し、位置が不明になったものや、後部結合組織と方向肥厚部の境界の判断を誤まったために、位置の判定を誤ったものであった。

URL: 

公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi