• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1993 年度 実績報告書

急性期たん白質の甲状腺ホルモンによる誘導の効果

研究課題

研究課題/領域番号 04671347
研究機関金沢大学

研究代表者

松川 通  金沢大学, 薬学部, 助手 (30219414)

研究分担者 大場 義樹  金沢大学, 薬学部, 教授 (10012634)
キーワード甲状腺ホルモン / 急性期タンパク質 / α_1-酸性糖タンパク質 / 遺伝子発現
研究概要

本年度において我々は以下のことを明らかにした。
1)グルココルチコイドによりAGPを発現するラット肝臓由来の培養細胞を数株得た。グルココルチコイドによる遺伝子発現の機構について検討を行っている。2)甲状腺ホルモンリセプター(TR)の結合サイトを決定した。TRは第一イントロン中のパリンドローム様構造に結合し、我々の予想と一致した。
3)AGP遺伝子の発現に関与していると思われる5'上流領域のDNaseI高感受性部位(HS)1および2について、各々の領域をサブクローニングした。サブクローニングしたDNA断片について、ゲルシフトアッセイにより結合するタンパク質有無を調べたところ、各々の断片に特異的に結合するタンパク質が存在した。
4)上記断片のうちHS2を更に2つの断片に分け(HS2a,HS2b)各々について解析したところ、HS2a,b断片共に結合タンパク質が存在した。5)HS2a,HS2b各断片とタンパク質の結合は互いに阻害し合うことから同じものであると思われた。
6)HS2に結合するタンパク質の部分精製を行った。サウスウェスタン法により分子量を求めたところ、HS2a,b共に分子量120k,77K,55kのタンパク質が検出された。このことから各断片には同一のタンパク質が結合していることが判った。
7)HS2断片を用いて、上記タンパク質の結合サイトを決定したところ、2カ所のサイトが検出された。しかし、その2カ所で塩基配列は異なっていた。

URL: 

公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi