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1993 年度 実績報告書

舞茸に含まれる生理活性物質の単離・同定

研究課題

研究課題/領域番号 04680080
研究機関山口女子大学

研究代表者

大鶴 勝  山口女子大学, 家政学部, 教授 (30110860)

研究分担者 升井 洋  山口女子大学, 家政学部, 助手 (30229364)
キーワード舞茸 / アンジテンシン変換酵素 / 血圧上昇抑制作用 / 生理活性ペプチド
研究概要

サルノコシカケ科に属する舞茸には血圧上昇抑制作用があることが、ラットに対して確認されている。これは単一の物質ではなく、複数のテンパク質材物質であると推測され、本研究室では舞茸凍結乾燥〓品を用い、これらの物質の単位を試みた。なお、生物活性は、アンジオテンシン変換酵素の阻害活性をCushman-Cheung法によって測定した。
DEAE-Toyopearl650Mの吸着画分を0〜1.0Naclで溶出した結果、4つの画分(活性の有する)を得た。そのうち最も活性の高い画分をsEPHADX g-100によりゲル3過を行ったところ、さらに3つの活性画分に画分された。このうち活性の高い画分をHPLC(DEAE-2SW)にてグラジェント溶出した結果、0.1MNz1溶出画分にACE阻害活性の高いピークが得られた。
非吸着画分については、SephadexG-25、HPLC(GS-220)さらに、HPLC(CM-2SW)にて分析した結果、最も高い活性を示す物質は、この条件ではDEAEにもCMにも吸着しない。
ペプシン消化物については、DDSカラムで0〜30%アセトニトリルのリニア・グラジェントさらにAsahlpakGS-220を用いてゲル3過による精製で数個の活性ピークを得た。精製標品について、アミノ酸分析を行った結果、アラニン、バリン、リジン等10種のアミノ酸成分から成子ことが明らかとなった。またプロティンシークエンチーにより、13〜17残基のペプチドであると推定された。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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