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1992 年度 実績報告書

ペドグラム-歩数の経時記録-の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04680139
研究機関愛知県立大学

研究代表者

星川 保  愛知県立大学, 文学部, 教授 (70086164)

研究分担者 豊島 進太郎  愛知県立大学, 文学部, 教授 (90086257)
キーワードペドクラム / 酸素摂取量 / 心拍数
研究概要

健康づくり運動の一環として歩行が勧められている。そして歩行量を手軽に測定する道具としてペドメータ(商品名:万歩計)が普及している。本研究の目的は歩数の経時的変化をペドグラムとして記録し、さらに、ペドグラムの運動生理学的意義を明らかにすることである。ペドメータ(歩数計)の歩数信号を電気的信号に変換し経時的に32k byteのメモリに保存し、測定後、インターフエイスを介してパーソナルコンピュータに取り込み、演算処理を行い、歩数の経時的変化をペドグラムとしてプリントアウトさせる簡便な手法を開発した。
さらに、歩行、走行、種々のスポーツ活動について、無線搬送システムを用いた心拍数(ハートレイトモニターバンテージXL)、酸素摂取量(コスメデ社製K2の測定と歩数の測定を同時的におこなった。図は各種速度での歩行、走行時の歩数の経時的変化であるペドグラムと心拍数、酸素摂取量の経時的変化を示したものである。ペドグラムと生理的負荷の強さの指標である心拍数、酸素摂取量の経時的経過がよく一致していることがわかる。それぞれの時系列データを資料として求めた歩数と心拍数(r=0.729,P0.001)、酸素摂取量(r=0.716,P0.001)との間にはそれぞれ統計的に有意な相関関係が認められた。その他、サッカーや、バレーボールの基本動作であるパス、シュート、ドリブル、スパイク、サービス動作時のペドグラムについても心拍数、酸素摂取量との間にも統計的に有意な相関関係が認められ、歩数の経時的変化であるペドグラムがよく生理的負担度を代表することが明らかになった。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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