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1993 年度 実績報告書

科学教育における環境教育カリキュラムの位置づけ

研究課題

研究課題/領域番号 04680290
研究機関淑徳大学

研究代表者

小島 繁男  淑徳大学, 社会学部・社会学科, 教授 (30000037)

研究分担者 下野 洋  国立教育研究所, 科学教育研究センター, 地学教育研究室長 (30142631)
キーワード自然観察 / 環境教育 / モジュール / 科学教育 / 小・中学校 / 実験調査
研究概要

1.自然観察について
環境教育の基礎となる自然認識を調べる目的で、小・中学校の児童・生徒の自然環境に対する興味、関心について調査をおこなった。調査対象は、小学校5年の1学級、中学校2年の4学級である。
自然観察のために人工的に設定された部分(ミツバチの飼育箱、誘蛾灯、タガメの飼育池など)と比較的自然に近い部分(樹木伐採後草原となっている所、杉林など)の両者を含む地域(開発途中の赤城自然園を利用)で自然観察を行い、その結果と約1ヶ月後に行った事後調査の結果との比較を行った。
(1)小・中学校間では観察項目数に差があり、中学校の方が多い。中学校各学級間では観察地点によりかなり差がある。
(2)実地調査と事後調査で対応できる項目間で比較すると、事後調査では記入項目数がかなり少なくなっている。1ヶ月たつと観察の印象はかなり薄くなっていると考えられる。
(3)実地調査と事後調査の共通記入項目数の、実地調査記入項目数に対する割合は、小学校より中学校の方が大きく、1ヶ月後に残っている印象が多いと考えられる。
(4)記入項目の内容をみると、小・中学校を通して、インストラクターが適宜説明をしたもの(人工的に設定された部分が多い)、特別に印象に残った現象が見られたもの(種のはじける植物、足に着く種など)に対する興味、関心が高い。
2.理科の中に位置づける環境教育モジュールの作成
環境にかんする独立した教科のない現在、環境教育全体としてのカリキュラムの作成より、単独で利用できるモジュールを考えて、そのテーマと内容項目の一覧表を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小島繁男: "児童・生徒の自然観察の視点と定着度" 日本科学教育学会年会論文集. 17. 155-156 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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