学校教育におけるCAI利用を考えたとき、次の2点が問題点として指摘される。 1)学習者の学習データの有効利用 2)CAI利用における教師の役割 本研究は、上記2点を明確にした教師支援のためのシステム開発を目的に平成4年度より開発された。 平成4年度においては、研究計画にそって学習データを解析し、結果をグラフィック表示する個々のプログラムを主として開発してきた。 平成5年度においては、個々のプログラムを体系化し、支援システムとしての体裁を整え、試行運用を行い、これらの成果をCAI学会に発表した。 平成6年度においては、試行運用の結果を踏まえ、次の2点を機能追加した。 1)HELP機能 システムを使用中不明な点が合った場合、利用手引き書を見なくてもその時点で必要な項目の説明が見れる。 2)占席状況との連携 教室における学習者の所在場所を表示し個別指導に当たる学習者の所在場所を知る。 さらに、研究成果の発表を行い、最終報告書(冊子体)の作成を行った。
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