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1992 年度 実績報告書

トドマツの垂直分布に伴う遺伝的変異に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04806020
研究機関東京大学

研究代表者

倉橋 昭夫  東京大学, 農学部(林), 講師 (80012087)

研究分担者 高橋 郁雄  東京大学, 農学部(林), 助手 (70012086)
渡邊 定元  東京大学, 農学部(林), 教授 (30182918)
キーワードトドマツ / 標高 / 変異 / 成長 / 着花 / 病原菌 / 相互移植試験 / 接木クローン
研究概要

トドマツの垂直分布に伴う遺伝的変異に関する研究をおこなうために、研究分担者は次のような研究をおこなった。
東京大学北海道演習林の標高別産地試験地6地点(230、410、530、730、930、1100m)と230mの展示樹木園において次の調査が行われた。
1.植栽木の成長(樹高、胸高直径)を測定し、資料の分析中である(倉橋・渡邊)。
2.植栽木の着花(雌・雄)を調べ、球果・種子を採取しその性状を分析中である(倉橋・渡邊)。この形質については第子屈地域においても調べた。
3.植栽木の病害・発生および主要病原菌の生活央を調査し検討中である(高橋)。
4.標高別産地試験地のうち530mと930mの2箇所に気温データを収集するために気象観測装置を設置した(倉橋)。
本年度の実績の中で、成長と着花性について次の知見が得られた。
トドマツには標高230〜750mと940〜1200mの高・低両標高域の集団の間に相当の成長。着花傾向に差があるといえる。高標高域の中には樹高の小さいうちに着花する習性をもつ個体が存在することが明らかになった。このような傾向の違いは接木クローンでも確かめられた。
以上の結果は、平成5年4月の日本林学会大会で発表するため準備を進めている。他の成果については次年度以降学会等で発表する。

研究成果

(1件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 倉橋 昭夫: "高標高および低標高産トドマツ接木クローンの成長と着花ー接木後16年間の結果ー" 第103回日本林学会大会発表論文集. 103. 289-290 (1992)

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公開日: 1994-03-22   更新日: 2016-04-21  

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