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1992 年度 実績報告書

骨粗鬆症予防のためのライフスタイルと残存歯数基礎調査

研究課題

研究課題/領域番号 04807039
研究機関鳥取大学

研究代表者

中山 英明  鳥取大学, 医学部, 教授 (90155888)

研究分担者 陶山 昭彦  鳥取大学, 医学部, 助手 (10144651)
岡本 幹三  鳥取大学, 医学部, 講師 (40032205)
森尾 眞介  鳥取大学, 医学部, 助教授 (10116379)
キーワード骨粗鬆症 / ライフスタイル / 残存歯数 / カルシウム摂取 / 骨(塩)量 / 高齢者
研究概要

骨粗鬆症の診断に有用な診断基準の開発を目的に、第1段階として骨密度と喪失歯数の関連を調査することを計画した。従来、喪失歯は一次的には歯周疾患に起因するとして骨密度との相関については顧みられなかった。しかし、必ずしも局所感染症対策のみで十分でなく、歯周疾患とくに歯槽膿漏の進展と喪失歯が極めて強い相関を示すにも拘らず、歯槽膿漏自体の全身状態との関連が明らかでない。そこで、鳥取県歯科医師会の企画である高齢者よい歯のコンクールで上位を占めた人の骨密度を測定し、歯と骨密度の関係を推測した。続いて、鳥取大学医学部附属病院において診療中の骨粗鬆症患者に対し、アンケート調査を行い骨粗鬆症患者と喪失歯の関係を調査した。結果は現在集計中である。現在までに得られた知見は、高齢婦人であるが喪失歯のないケースの骨量測定の結果は、撓骨では必ずしも標準値に達しないが、腰椎骨量は標準値以上を示し、踵骨は標準値を下回る傾向を示した。このことは、現在測定可能な身体各部の骨量に一定傾向がなく、骨粗鬆症の診断基準のうちの数項目を満足すればよく、あるいは腰椎骨量とよく相関する簡易診断法としての価値づけが可能であるかも知れない。以上から、現時点における観測では、当初の予想を満足する成果が得られていないが、今後のデータによって結論が変わる要因は残されており、次年度の継続研究に期待される。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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