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1992 年度 実績報告書

脊髓損傷に対する神経移植の有効性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04807101
研究機関三重大学

研究代表者

和賀 志郎  三重大学, 医学部, 教授 (50026861)

研究分担者 金丸 憲司  三重大学, 医学部附属病院, 講師 (70185908)
キーワード脊髓損傷 / 椎弓切除 / 病理学的検討 / 運動機能
研究概要

本年度、ラット脊髓損傷モデルの作成を行った。
(材料および方法)体重約200gのSDラット30匹を10匹ずつ3群に分けた。A群では、ケタラール麻酔下にTh1から6まで椎弓切除を行い、Th3のレベルで双極電気凝固摂子により脊髓を電気凝固した。B群では、A群と同様にTh1から6の椎弓切除を行い、5グラムの分銅を30センチメートルの高さよりC3レベルの脊髓上に落下させた。C群では、Th1から6の椎弓切除を行い、液体窒素に浸した摂子でC3のレベルの脊髓をはさんだ。術後、下肢の運動機能を観察した後、ペントバルビタール腹腔内注入し、脱血屠殺した。脱血の際、左心室より2.5%グルタルデヒドを含んだリン酸緩衝液を注入し、灌流固定した。脊髓を取り出し、光顕および電顕的に組織の検討を行った。
(結果)運動機能の障害はC群が最も著明であり、B群が最も軽度であった。病理学的にもC群の障害範囲が最も広かった。B群では、神経症状は様々であり、一定した運動機能障害が作成できなかった。今後、C群を用いて様々な薬剤の影響を検討する。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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