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1994 年度 研究成果報告書概要

糖尿病発症機構の解明:細胞内情報伝達異常とDNA損傷

研究課題

研究課題/領域番号 04807175
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関琉球大学 (1994)
信州大学 (1992-1993)

研究代表者

小宮 一郎  琉球大学, 医学部・付属病院・第2内科, 助教授 (50162061)

研究分担者 高須 信行  琉球大学, 医学部・第2内科, 教授 (20020927)
研究期間 (年度) 1992 – 1994
キーワード糖尿病 / 細胞内情報伝達 / アポトーシス / 一酸化窒素 / 細胞内カルシウム / DNA損傷
研究概要

1.イオノマイシン、カフェインによるインスリン分泌は主に第一相分泌を惹起する。しかも基礎ブドウ濃度に大きく影響され,低濃度のブドウ糖下ではインスリン分泌は惹起されない。
2.Ca^<2+>effluxの実験では、アルギニンはCa^<2+>effluxを全くもたらされない。基礎ブドウ糖濃度を上昇させても結果は同じであった。ブドウ糖刺激によるCa^<2+>effluxは充分に惹起されており、両刺激は全く異なる機序でインスリン分泌を引き起こす。
3.アルギニンバゾプレシン(AVP)やアンギオテンシンII(AgII)は細胞内遊離カルシユウムを増加させ、膵およびラ氏島潅流にてインスリン分泌を惹起させた。これらインスリン分泌は基礎ブドウ糖濃度に依存していた。また、AVPの作用はV_1-antagonistにて強く阻害され、V_2-antagonistでは阻害されないので、Ca^<2+>を主に介するものであり、c-AMPを介さない。
4.ブドウ糖は、膵潅流系において、NO(一酸化窒素)の産生を惹起させるが、インスリン分泌とは時間的な乖離が認められた。インスリン分泌よりも細胞障害への関与を示唆する。
5.膵ラ氏島はストレプトゾトシンによりアポトーシスがもたらされる。これとNOとの関係については目下検討中である。

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公開日: 1996-04-15  

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