研究課題/領域番号 |
04808019
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
橋本 公雄 九州大学, 健康科学センター, 助教授 (90106047)
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研究分担者 |
高柳 茂美 九州大学, 健康科学センター, 助手 (80216796)
徳永 幹雄 九州大学, 健康科学センター, 教授 (90038464)
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キーワード | 快適自己ペース走 / 感情の変化 / 大学生 / 生理学的指標 / 精神的健康パターン診断 |
研究概要 |
本年度は我々が作成した「精神的健康パターン診断検査「SC^L-7:Stress Check List)による調査と、トレッドミルを用いた快適自己ペース走による感情の変化の心理・生理学的検討を行った。 SCL尺度を中学生から高齢者までを対象として調査し、性、年齢、運動実施との関連を調べた。その結果、性別では4つのパターン(はつうつ、ゆうゆう、ふうふう、へとへと型)間に相異はなかったが、高齢者、運動実施者ほど、「はつうつ型」が増加し、「へとへと型」が減少する傾向がみられた。「ゆうゆう型」「ふうふう型」には顕著な傾向はみられなかった。 男子大学生を対象として快適自己ぺース走の再現性を主観的指標(RPE、感情)と客観的指標(%VO_2max、心拍数、乳酸値、カテコールアミン値)の観点から調べた。その結果、高い再現性が得られた。とくに、客観的指標における再現性が高かった。 15分間の快適自己ペース走による感情の変化を運動中・運動後・回復期(90分間)について調べた。運動開始5分で既に感情の変化がみられ、快感情、リラックス感の増加と不安感の低下がみられた。運動後においては、快感情のピークは運動直後にあるのに対し、リラックス感は運動後30分の回復期にピークがみられた。その後、増加したポジティブな感情は減少するが、運動後90分でもまだベースライン(運動前)より有意に高いレベルにあり、気分の高揚の持続は少なくとも2時間はみられることが推察された。
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