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1992 年度 実績報告書

放射線重合反応を利用した高感度中性子検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04808035
研究機関東北大学

研究代表者

山寺 亮  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 助手 (90004465)

研究分担者 中村 尚司  東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (70026029)
キーワード中性子検出器 / 個人線量計 / ポリマー / 速中性子
研究概要

本年度の課題は、(1)レイリー散乱を利用した重合塊体の測定装置の開発、(2)リコイルプロトンの生成と重合体の生成過程のコンピュータ解析、(3)モノマー検出器の組成と、有機溶媒の組成の検討、(4)モノマーと溶媒中のゴミの除去法の検討、であった。
(1)については、レーザー光源、測定セル(試料輸送系)、測定系(ホトマル、アンプ、パルスハイトアナライザー)等からなる測定装置の原型を作った。しかし、手直し箇所はまだ幾つかあるので一つ一つ改良する必要がある。この装置では目的の散乱線以外のノイズとなる散乱線の影響が大きく、まだ満足できるS/N比は得られていない。一つの原因は円筒型のセルを用いていることで、目的の散乱線は分散しノイズとなる散乱線は逆に集まり易くなっていることが考えられるので、円筒型セルを角型セルに換えてs/n比が向上するか検討する。
(2)はまだ手が付いていない。
(3)は取扱いが簡単で放射線重合を起こし易いメタクリル酸メチルを使っている。他のモノマーについてはまだ実験を始めていない。
(4)はきわめて重要であることが解ったので、モノマーの蒸留生成装置の作成、検出器調整用の低粉塵雰囲気装置の作成、溶媒ろ過装置の作成等を行ってゴミの低減化を計った。
本年度購入したHe-Neレーザ(NEC社、GLG5070)は測定装置の光源として不可欠な装置になっている。パーソナルコンピュータ(アップル社、マッキントッシュIIsi)はパーテイクルデータの解析などに頻繁に使用している。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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