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1993 年度 実績報告書

情報システムの品質保証に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04832007
研究機関筑波大学

研究代表者

吉澤 正  筑波大学, 社会工学系, 教授 (50010781)

キーワード情報システム / 品質保証 / 品質機能展開
研究概要

本研究は、これまで製造業や建設業でその有効性を実証してきた品質機能展開の考え方を応用して、情報システムの構築運用における品質保証のための体系的方法を確立することを目的とする。
平成5年度は、次のように研究を進めた。
(1)ISO(国際標準化機構)による品質システム/品質保証システムの国際規格であるISO9000シリーズや最近になってISOで規格化が進められている環境管理システムの標準化などの要求事項を参考に情報システムの構築・運用における品質保証システムのモデルを検討した。また、官庁統計調査設計における標本抽出などのための母集団情報管理システムの在り方を品質保証の観点から研究した。
(2)次に、情報システム監査を品質システム監査や環境監査と比較し、さらに、経営診断の一種であるQC診断との相違を検討した。
(3)情報システムの開発プロセス管理のための管理機能の展開を検討するために実際に開発中のシステムを調査して、管理項目の在り方を論じた。
以上により、情報システムの品質保証は、基本的には一般製品の品質保証と変わりなく、顧客の顕在・潜在の要求の把握を基礎として品質機能展開を行うことが有効であること、一方、システムはハードの製品と異なり目に見えにくい特徴があり、その開発過程を一層わかりやすく可視化するように品質機能展開を活用することが必要であるとの結論を得た。

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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