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1993 年度 実績報告書

消費者の持つ評価因子に基づく魅力製品の設計方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04832037
研究機関東京理科大学

研究代表者

秋庭 雅夫  東京理科大学, 経営学部, 教授 (80016641)

キーワード製品評価因子 / 従業員期待因子 / 社会期待因子
研究概要

1.市場における消費者の品質向上期待の構造を明らかにし、消費者の深層にある10個の製品評価因子が得られているが、消費者の期待重点と生産者の設計重点との合致の程度と市場占有率とが強い関係を示すことを示し、これらの因子の有用性を検証した。
2.今までは製品評価因子の研究対象を主として耐久消費財に置いたが、その構成部分または生産財に対しても適用した結果、整合性のある結果が得られた。ここから、この研究の適用範囲をさらに広げることが可能であると考えられる。
3.消費者が持つ品質向上への期待の構造を評価因子によって解明したのと同様に、企業にいる従業員についても作業条件や作業環境に対して持つ期待因子として抽出するために、実際に従業員に対して期待項目の調査を行い2,500項目を得た。それらの項目を整理して、さらに各項目に対する期待の程度を調査分析した結果、12個の期待因子が抽出された。これらの期待因子について、職場別、性別、年令別にその整合性を分析したところ、意味のある結果が得られた。
4.そこで、消費者の品質向上に対する製品評価因子と従業員の作業条件・環境などに対する期待因子とによって、製品設計と工程設計とを一元的に取り組む方式を構築した。
5.さらには、消費者、従業員ならびに事業所を取り巻く社会の期待因子をも抽出し、これら三つの面を一元化して投資配分を行う意志決定システムを構築することを意図している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 手島直明: "消費者の品質向上期待に対応する、製品設計技術の適用方法に関する研究" 日本開発工学会誌. 11. 58-66 (1992)

  • [文献書誌] 秋庭雅夫: "顧客満足の商品革新" 日本能率協会, 263 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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