研究概要 |
21世紀環境保全型社会の部分形態の一つは,自律分散型の自然調和型都市において実現されると考えられる.そこで【.encircled1.】石川県金沢市犀川水系上流の内川ダム湖に包蔵される自然エネルギー(冷熱)を利用する社会システム構築の可能性を実験を通して検討した。平成5年7月より9月の期間,犀川浄水場の上流と下流を対象として,エクセルギー(利用可能エネルギー)量を評価し、実用に耐えるものであることを確認した後,具体的な冷房実験を実施し、十分に利用可能であることを実証した.【.encircled2.】一方,21世紀に期待されるエネルギーとして北熱地方で水素が果す意味と可能性を最新のデーターを基に分析した. 【.encircled3.】又、クリーンなエネルギーとしてソーラー光発電利用が進みつつあるが,未来社会における貢献の可能性を具体的に検討する為,北陸における発電量を無人測定するためのシステムを製作し,データーの蓄積をした. 【.encircled4.】近年,スーパーマーケット,コンビニエンスストアにおける即時的納品を前提とする配送システムが多頻度の商品納入を強要する結果,交通渋滞,排気ガス,騒音等の社会問題を増長しているにつき、社会的要因を抑える為の数理分析を行った. 【.encircled5.】尚,当初計画した環境倫理教育システムの構築については,課題として残し本研究を終了した.
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