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1992 年度 実績報告書

ジーンターゲッティング法を用いたマウス個体内でのδEF1遺伝子の機能検索

研究課題

研究課題/領域番号 04833010
研究機関名古屋大学

研究代表者

東 雄二郎  名古屋大学, 理学部, 助手 (30181069)

キーワード転写制御 / 組織特異性 / レンズ細胞 / クリスタリン遺伝子 / ES細胞 / ジーンターゲッティング / 発生 / マウス
研究概要

すでに我々のグループでクローニングに成功しているニワトリのδEF1のcDNAをプローブにして、マウス12日胚のmRNAより調製したcDNA Libraryをスクリーニングした。その結果、ニワトリのδEF1とクロスハイブリダイズするマウスのcDNAクローンが複数個得られた。これらに関して制限酵素地図や部分的塩基配列の決定等を用いて解析したところ、それらは同一種のクローンであり、またニワトリのδEF1との塩基配列およびアミノ酸配列との比較からこのcDNAクローンはマウスのδEF1ホモローグであることが確認された。次にこのcDNAをプローブとしてマウス(Bulb/c)のgenomic DNA libraryをスリーニングした結果、一個のPositiveクローンが得られた。このクローンを解析したところ、δEF1タンパクの中流域に存在するホメオドメインとC末端に存在するZinc finger領域をコードするエクソンを有し、おもにδEF1遺伝子3'側を含むものであることが判明した。プロモーター領域の解析等のためには、5'上流域を含むgenomicクローンを得る必要があり、引き続きgenomic libraryをスクリーニングする必要がある。
次に、上で得られたgenomicクローンからgene targetingのためのベクターを作製し、ES細胞株であるE14細胞にElectroporation法により導入し、δーEF1遺伝子のみを特異的に破壊している細胞コロニーを検索した。その結果、200コロニー中少なくとも一個のコロニーにおいては遺伝子破壊を伴う相同的組み換えが起こっていることが判明した。現在、この細胞を用いてキメラマウスを作製中である。

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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