ポスト冷戦時代における新しいEC統合の理論を統一ドイツの統合に対する方針・行動を基軸にして形成するために、平成4年度にはマ-ストリヒト条約の翻訳と分析およびドイツのこの条約に対する対応を中心に研究し、平成5年度にはEC単一市場の完成とドイツ統一の分析を、さらに平成6年度にはドイツマルクの為替媒介通貨とヨーロッパ通貨圏の形成に対する分析と評価を、それぞれ積極的に進めた。 これによって、3年間のEC/EUの統合の進展について学界や実業界に最先端の分析を論文,著書の形で提示することができたし、研究代表者自身も新しい知見を多数得ることができた。
|