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1993 年度 実績報告書

骨粗鬆症患者と健常者由来の骨芽細胞におけるOSF-1遺伝子発現の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04836021
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

橋本 保  京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (00237942)

研究分担者 辻村 敦  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (50236890)
大熊 誠太郎  京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (30152086)
平澤 泰介  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (40079851)
キーワード骨粗鬆症 / 骨芽細胞 / 遺伝子発現
研究概要

骨芽細胞に特異的に発現している因子として単離されたOSF-1は、骨芽細胞の成長、分化を促進する活性をもち、これまでに調べられている、ヒト、ウシ、ラット、マウスでそのアミノ酸配列が高度に保存されていることから、骨代謝において重要な機能を担っている因子であると考えられている。これまで、骨粗鬆症患者由来の培養骨芽細胞におけるOSF-1mRNAの発現量を調べが、健常者由来のものと有意な差は見られないことが分かった。骨粗鬆症患者におけるOSF-1のcDNA塩基配列を比較したが、突然変異等の質的な変化も見つかっていない。しかしながら、OSF-1は骨基質中に非コラーゲン性蛋白質としては、かなりの量が存在することが報告され、OSF-1の作用発現は受容体の発現、または受容体との結合段階で制御されている可能性が示唆された。そこで受容体のcDNAのクローニングを目的として、PVDF膜に転写した膜分画の蛋白質に対して125IでラベルしたOSF-1をハイブリダイズさせたところ約80KdaのOSF-1結合性蛋白質の存在が明かとなった。脳のcDNAライブラリーを、COS細胞において一過性に発現させ、ビオチンまたは^<125>Iで標識したOSF-1を用いてスクリーニングを行っているが、リガンドのOSF-1は、コラーゲン等の細胞間マトリックスとの親和性が強く、受容体特異的な結合を認識することが困難な状態である。この問題を解決するために、細胞外マトリックスが比較的少ない、浮遊系の細胞を用いて、発現クローニングを行うため、細胞株の作成、条件検討を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 橋本保: "骨粗鬆症患者と健常者由来骨芽細胞における特異的遺伝子発現の解析とcDNAクローニング" 臨床成人病. 23. 1614-1615 (1993)

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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