1三国遺事の日本原典について 韓国古代史の主な資料である三国遺事には数多くの原典が引用されている。しかし、それについての研究は未だに少ないと言っても過言ではない。特に日本の原典に関する研究は一つもないぐらいである。そして、三国遺事の中で引用されている日本の原典を整理、分析するしてみた結果、日本帝記と日本帝紀という二つの本が三国遺事に引用されていることを確認した。両本は日本にも同じ名前の本の存在があって、それも日本書紀、古事記などにも引用されているは周知の事実である。それを時代や内容を史料批判して、その性格が違う者であることを明らかにした。 2宋高僧伝元暁関連記事の性格 韓国古代を代表するほど、有名な僧侶である元暁は三国遺事にも主役である。しかし、いまだに元暁についてはその人生も大部分が詳しくはわからない。なぜならば、関連資料が少ないからである。なお、現存している史料に関してのも史料批判も十分ではないと言えるほどである。そして、三国遺事と共に元暁についての重要な史料である宋高僧伝にある元暁関連記事を分析して、その資料的な価値を論じた。そして、宋高僧伝元暁関連記事は今まで知られたような資料的な価値が低い史料ではなく、替えって、新羅時代からの遺伝をそのまま保っている信憑性がある者であることを明らかにした。 3百済をもう一度考える 上記の本は三国史記と三国遺事を中心に百済史を再現した韓国でベストセラーになって有名な本である。韓国における百済関係の著名な学者や研究者が一般人のため、概論的な内容で書いた者で、新聞に連載したものを集めた本である。しかし、日本には百済に興味をもっている人は多いが、その実体に迫る信頼できる概論書はすくない。それゆえ、この本を翻訳した。
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