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2005 年度 実績報告書

仮想現実感における対話型シナリオ記述に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04F04032
研究機関東京大学

研究代表者

廣瀬 通孝  東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授

研究分担者 PARK Changhoon  東京大学, 先端科学技術研究センター, 外国人特別研究員
キーワードバーチャルリアリティコンテンツ / 仮想空間 / リアルタイム相互作用 / マルチメディアコンテンツ / 対話型シナリオ / プラットフォーム
研究概要

本研究のバーチャルリアリティコンテンツのための記述方式を提案し,複雑で動的なコンテンツ生成を可能にすることである,VRはリアルタイム相互作用が可能なコンデンツを提供する先端メディアである.これまでも3次元グラフィックモデルを表現するためのさまざまな技術はあるが,VRにおいては対話型のコンテンツを生成するプラットフォームが必要になる.
基本的にVRは3次元モデルだけではなくビデオ,オーディオなどのようなマルチメディアコンテンツを含み,ユーザとの相互作用のために多様な入出力インターフェース装置が存在する.本研究ではVRコンテンツ記述のために,既に標準化されている言語X3DとSMILを応用した。X3Dを用いて三次元モデルの空間的関係をScene Graphとして階層的に記述し,SMILを用いて3次元モデルを含むマルチメディアとインタフェースの時間的関係をTime Graphとして記述した.
本研究で開発したプラットフォームは,カーネル,モジュール,Scene Graph, Time Graphから構成される.カーネルは3次元モデルのリアルタイムレンダリングを担当し,モジュールは機能拡張のために定義される。Scene GraphはX3D形式のファイルにより3次元のモデルを記述され,Time GraphはSMIL形式により記述されモジュールとScene Graph内のノードを時間制御する。Time Graphを通じてマルチメディアコンテンツの制御やインタフェース入力に対応するインタラクションを,Scene Graphやモジュールに直接記述することなく実現することが可能になる.
開発したプラットフォームを用いることで,マルチメディアコンテンツとインタフェースを統合し複雑で動的な対話型シナリオを持つVRコンテンツを容易に制作することが可能になった.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] A Platform for interactive VR Storytelling2006

    • 著者名/発表者名
      PARK Cangehoon
    • 雑誌名

      Springer LNCS (Lecture Notes in Computer Science)

  • [雑誌論文] Platform for interactive VR Storytelling2006

    • 著者名/発表者名
      PARK Cangehoon, MIchitaka Hirose
    • 雑誌名

      Edutainment 2006

  • [雑誌論文] A Flexible and Efficient Scheme for Interest Management in HLA2005

    • 著者名/発表者名
      PARK Cangehoon, Michitaka Hirose
    • 雑誌名

      Springer LNAI (Lecure Note in Artificial Intelligence) (CD-ROM)

  • [雑誌論文] Hierarchical Timing Model for Interactive VR Storytelling2005

    • 著者名/発表者名
      PARK Cangehoon, Michitaka Hirose
    • 雑誌名

      HCI International 2005 (CD-ROM)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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