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2005 年度 実績報告書

ロドコッカス(Rhodococcus)属微生物の遺伝子組換え系(宿主・ベクター系)の開発

研究課題

研究課題/領域番号 04F04200
研究機関筑波大学

研究代表者

小林 達彦  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授

研究分担者 ZHOU ZHEMIN  筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 外国人特別研究員
キーワードRhodococcus / 宿主・ベクター系 / シャトルベクター / 誘導型高発現ベクター / ニトリラーゼ / イソニトリルヒドラターゼ
研究概要

Rhodococcus属は難分解性化合物分解能が高く、環境浄化のみならず有用物質生産に利用されつつある。また、有機溶媒耐性と強い酸化還元能を有する為、特殊なバイオプロセス環境下の次世代宿主の候補として挙げられている。本研究では、昨年度構築に成功した(Rhodococcus rhodocurous J1菌由来のニトリラーゼ誘導発現系を基に開発した新規誘導発現ユニットを有する)Rhodococcus属用の誘導型高発現ベクターpREIT19の機能性を確認した。
グラム陰性細菌Pseudomonas putida N19-2株のイソニトリルヒドラターゼを対象として発現検討を行った結果、誘導剤を添加した場合においてのみ本酵素がSDS-PAGE上で著量発現しているのを確認することが出来た。様々なロドコッカス属微生物を宿主として導入しpREIT19が利用可能なロドコッカス属微生物の宿主域を調査した。その結果、誘導剤を添加した場合においてのみ、R.erythropolis PR4株をはじめ、R.fascians、R.ruber、R.rhodochrous、R.percolatus、R.opacusや(R.erythropolis PR4株とは異なる)2種類のR.erythropolisの菌株で複製・機能することを実証した。誘導発現効果はイソバレロニトリルのみならず、ε-カプロラクタムの場合でも確認でき、これらの結果はロドコッカス属微生物で広く利用可能、即ち幅広い宿主域で機能できることを示唆している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Nitrile degradation by Rhodococcus : Useful microbial metabolism for industrial production2005

    • 著者名/発表者名
      Zhou, Z, Hashimoto, Y., Kobayashi, M.
    • 雑誌名

      Actinomycetol. 19

      ページ: 18-26

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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