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2004 年度 実績報告書

ユビキチン・26Sプロテアソームシステムを介した糖シグナリング機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 04F04445
研究機関北海道大学

研究代表者

山口 淳二  北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授

研究分担者 YAO Shan-Guo  北海道大学, 大学院・理学研究科, 外国人特別研究員
キーワードプロテアソーム / 糖シグナル伝達 / 能動的タンパク質分解 / シロイヌナズナ / 変異体
研究概要

糖はエネルギー産生のための代謝中間体としてだけでなく、生体内ではシグナル物質としても働く.
本研究では、糖シグナリングに関与する19S調節複合体のサブユニットRPT2の機能解析を試みている.シロイヌナズナゲノムには2種類のRPT2(それぞれRPT2a、RPT2b)が存在するが、申請先の研究室では、現時点までにRPT2aの機能欠損変異体(rpt2a)のみが糖に対して過剰な感受性を示すことを明らかにした.この結果から、糖シグナルはRPT2aの働きを介した26Sプロテアソームの制御によって伝達される可能性が示唆された.両RPT2遺伝子の発現パターンを検討したところ、RPT2aのみに糖による促進が観察された.現在、gin2とrpt2aについて遺伝学的に解析し、AtHXK1が介する糖シグナルとRPT2aの機能調節の関係について検討している.また、rpt2a変異体を用いて26Sプロテソームを生化学的に単離・精製し、AAA-ATPaseおよびペプチターゼ活性等について調査している.最近、rpt2a変異体トリコームの形態異常が明かとなり、RPT2A遺伝子が細胞周期制御に関与していることが示された.核相分析等を含めた研究に着手している.ユビキチン化活性等を含めた、これらの研究を積み重ねて、最終的には、RPT2aが介する19S調節複合体の活性制御および糖シグナル・糖応答との関連について、そのメカニズムの解明を試みている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Ammonium uptake and assimilation in rice.2004

    • 著者名/発表者名
      Yamaguchi J
    • 雑誌名

      JAERI-Review 2004-025

      ページ: 122-124

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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