• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

アルミニウムイオンによる金属ストレスでの植物遺伝子の発現応答機構に関する分子遺伝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 04F04467
研究機関岡山大学

研究代表者

中島 進  岡山大学, 資源生物科学研究所, 助教授

研究分担者 YULITA Kusumadewi Sri  岡山大学, 資源生物科学研究所, 外国人特別研究員
キーワードRjng Zinc finger protein / Homcobox-Leucine Zipper / 転写調節因子 / アルミニウムストレス / ゲルシフトアッセイ / Bio-panning / AtGST11遺伝子 / 遺伝子発現応答機構
研究概要

1.単離された遺伝子の塩基配列の決定と既存の配列との相同性を検討
得られた8クローンの塩基配列を決定した。それらについて既存の配列との相同性を検討した。その結果、1個(#4)を除いてその蛋白機能が明らかとなった。これらの中で明らかに転写調節因子をコードしていると思われるものは、#13(C3HC4-type Ring Zinc finger protein)と#43(Homeobox-Leucine Zipper protein 6)であった。#4を含めた3個については、以下の研究に供することにした。
2.ゲルシフトアッセイによる特異的な目的DNA断片との相互作用の確認
上記の3クローンについては、完全長のものではなかったので、理研やオハイオ州立大学のArabidopsis Stock Centerから完全長のcDNAを分与頂いた。これらを大腸菌用の発現ベクター(pBAD Plasmid)に繋ぎ、大腸菌内で高発現させた。これらの遺伝子はC3末端にHis Tagが位置するようになっている。His Tagを基にアフィニティーカラム精製を行うと、37〜40kDの大きさのHis Tagを持つと思われる蛋白質を確認できた。この蛋白質を含む画分を用いてゲルシフトアッセイを行い、各々の蛋白質がAtGST11遺伝子のプロモーター領域(p-AtGST11)と結合することを確認した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] Over-expression of an auxilin-like gene(F9E10.5) can suppress AL uptake in roots of Arabiidopsis.2007

    • 著者名/発表者名
      B.Ezaki, H.Kiyohara, H Matsumoto, S.Nakashima
    • 雑誌名

      J.Exp.Botany 58

      ページ: 497-506

  • [雑誌論文] かび臭物資生産ラン藻Oscillatoria brevis の重金属ストレスに対する適応機構2007

    • 著者名/発表者名
      廣瀬和信, 江崎文一, 下石靖昭, 村田芳行, 中島 進
    • 雑誌名

      分取クロマトグラフィー研究会誌 1・3

      ページ: 16-25

  • [雑誌論文] Diamide stress induces a methalothioneine BmtA through a repressor BxmR and is modulated by Zn-inducible BmtA in the cyanobacterium Oscillatorial brevis2006

    • 著者名/発表者名
      K.Hirose, B.Ezaki, T.Liu, S.Nakashima
    • 雑誌名

      Toxicology Letters 163

      ページ: 250-256

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi