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2006 年度 実績報告書

ナイジェリア産薬用植物及びハーブの化学組成及び生理活性

研究課題

研究課題/領域番号 04F04470
研究機関九州大学

研究代表者

松本 清  九州大学, 大学院農学研究院, 教授

研究分担者 OGUNWANDE I.A.  九州大学, 大学院農学研究院, 外国人特別研究員
キーワードナイジェリア産植物 / 精油成分 / GC-MS / 香気成分
研究概要

ナイジェリア産植物であるAcacia Tortilis葉中に含まれる精油成分をGC及びGC-MS分析により明らかにした。すなわち、本植物葉をジエチルエーテル(室温、1昼夜処理)にて抽出を行い、濃縮物を被険試料とした。GC条件として、DB-5及びDB-FFAP(ともに30m*0.32mm)カラム、60-240℃(3℃/min)、FID検出を採用した。また、GC-MS分析条件としては、DB-5カラムを用いて、イオン化電圧70eVで行った。ピークの同定は、GC法によるretention index値の一致並びにGC-MSライブラリーによる推定によって行った。その結果、本植物葉より収率0.12%のオイル状香気濃縮物を得ることができ、GC及びGC-MS分析の結果、本被険物のオイル組成はモノテルペン類20.4%、セスキテルペン類52.2%、脂肪族並びに芳香族化合物(17.2%)で構成されていることを明ちかにした。最終的に69種類の揮発性化合物を同定することができた。この中で、主要香気成分は、α-humulene(12.0%),α-cadinol(10.6%),nerolidol(9.9%),γ-cadinene(7.4%),α-phellandrene(4.7%),ρ-cymene(4.0%),(E)-carveol(3.1%),γ-terpinene, methyl eugenol(ca2.0%)及び2-(E)-octenal(6.0%)であると判断された。本植物葉はハーブ系素材としての展開が期待されるが、主要香気成分組成を考慮すると、すっきりとした清涼感のある素材としての活用性が期待される。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] α-Glucosidase inhibitory profile on Nigerian medicinal plants in immobilized assay system

    • 著者名/発表者名
      I.A.Ogunwande, et al.
    • 雑誌名

      Food Science and Technology Research (In accept)

  • [雑誌論文] CONSTITUENTS OF THE ESSENTIAL OIL FROM THE LEAVES OF ACACIA TORTILIS (Forsk.) Hayne

    • 著者名/発表者名
      I.A.Ogunwande, et al.
    • 雑誌名

      Journal of Essential Oil Research (In accept)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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