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2004 年度 実績報告書

ラット胸腺におけるT細胞の分化と胸腺上皮細胞の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04F04491
研究機関山口大学

研究代表者

福本 哲夫  山口大学, 医学部, 教授

研究分担者 ARUDCHELVAN Y.  山口大学, 医学部, 外国人特別研究員
キーワードラット / 胸腺 / 放射線照射 / 再生 / 胸腺上皮細胞 / 幹細胞 / 細胞分裂 / 免疫組織化学
研究概要

免疫系において主要な役割を果たすTリンパ球の産生場所である胸腺において、Tリンパ球がいろいろな抗原に反応できるT細胞レセプター(TCR)を備え、なおかつ自己の抗原には反応しないような形に成熟して末梢に動員されると考えられている。この場合胸腺に存在する胸腺上皮細胞が胸腺細胞の増殖・分化に重要な役割を演じていると考えられている。しかしながら、胸腺上皮再細胞の再生の仕組みについてはほとんどわかっていない。本研究では胸腺上皮細胞の幹細胞となる細胞の同定を免疫電子顕微鏡学的に明らかにすることを研究の目的としている。今回上記の目的を達成するための実験を行ったので得られた結果の一部を述べる。
9週令のDA系ラットを用いて、8Gyの放射線を照射した後3、5及び7日目にラットを屠殺し、胸腺を取り出した。凍結切片についてC-Kitに対する抗体やp63に対する抗体及びケラチンに対する抗体で免疫組織化学的染色をして正常のラットの胸腺における染色性と比較した。また、その免疫組織化学標本についてエポンに包埋して免疫電子顕微鏡学解析を行った。幹細胞に特異的であると考えられているC-Kitについては胸腺の未熟な胸腺細胞と思われる細胞の他に上皮細胞にも陽性の細胞が確認できた。詳細は更に検討中である。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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