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2005 年度 実績報告書

律速膜蛋白ABCA1の安定化によるHDL産生の促進機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04F04499
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

横山 信治  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授

研究分担者 呉 成愛  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 外国人特別研究員
キーワードコレステロール / HDL / アポリポ蛋白質 / リポ蛋白質 / ABCA1 / 細胞膜 / プロブコール
研究概要

1)HDL低下作用を持つprobucolはABCA1の機能を阻害し、同時にcalpainによるその分解も阻害する。In vitroでABCA1と同様のHDL新生反応をおこなうABCA7に対するprobucolの機能阻害と分解抑制効果を観察するため、ABCA7を強制発現させたHEK293細胞へprobucol含有LDLを取り込ませるため、LDL受容体の遺伝子導入に成功した。
2)肝細胞によるHDL新生において、HDL粒子が細胞内の分泌途上でおこるのか細胞外で起こるのかが分かっていない。これを明らかにするため、脂質と結合していないapoA-Iに特異的な単クローン抗体を用い、HepG2細胞を用いた系で細胞外遊離型apoA-IをtrapしてHDL新生反応を観察した。肝細胞のapoA-Iは一旦細胞外に放出され、その後細胞表面のABCA1と反応して細胞脂質からHDLを新生するというオートクリン反応が起こっていることを証明した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] On the Hepatic Mechanism of HDL Assembly by the ABCA1/ApoA-I Pathway2005

    • 著者名/発表者名
      Maki Tsujita, Cheng-Ai Wu, Sumiko Abe-Dohmae, Shinichi Usui, Mitsuyo Okazaki, Shinji Yokoyama
    • 雑誌名

      J.Lipid Res. 46

      ページ: 154-16

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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