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2006 年度 実績報告書

超変数を扱える形式的体系の理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04F04801
研究機関京都大学

研究代表者

佐藤 雅彦  京都大学, 情報学研究科, 教授

研究分担者 GUILLOUME Malod  京都大学, 情報学研究科, 外国人特別研究員
キーワード計算量理論 / NP完全性 / #P完全性 / 完全性問題
研究概要

本研究では昨年に引き続き,様々な特徴付けによる計算量クラス間の関係に関する研究を行なった.とくに,回路にて特徴付けられる弱い計算量クラス,および,多項式と係数関数によって特徴付けられる計算量クラス間の関係に関する研究を行ない,その結果,以下のような成果が得られた.
1.制限された回路による計算量クラスの特徴付けに関する研究
本研究では,制限された回路とそれによって特徴付けられる計算量クラスに関する研究を行なった.この研究の成果は,Natacha Portierとの共著論文としてMFCS2006において発表し,論文誌Journal of Complexityへの掲載が決定している.
2.Valiantの理論における計算量クラスの完全性問題に関する研究
本研究では,Valiantの理論によって定義される計算量クラス階層と,それとは異なる形の限定されたテンソル計算によって定義される計算量クラス階層との間の同等性を見出した.この研究の成果はLogicum Lugdunensis(2006年6月)において招待講演として発表し,近々論文誌への投稿を予定している.
3.多項式とその係数関数によって特徴付けられる計算量クラスに関する研究
本研究では研究分担者であるMalodの学位論文の結果を拡張し,多項式とその係数関数によって特徴づけられる計算量クラス間の関係に関する研究を行なった.この研究の成果は近々論文誌への投稿を予定している.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Characterizing Valiant's algebraic complexity classes2006

    • 著者名/発表者名
      Guillaume Malod, Natacha Portier
    • 雑誌名

      Proceedings of MFCS 2006 (LNCS 4162)

      ページ: 292-304

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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