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2005 年度 実績報告書

中心体マトリックスの分子構築の解析

研究課題

研究課題/領域番号 04J00914
研究機関京都大学

研究代表者

石川 裕章  京都大学, 医学研究科, PD

キーワード中心体 / プライマリーシリア / ODF2 / ノックアウト / 細胞生物学
研究概要

所属研究室で同定された中心体構成タンパク質ODF2の機能を調べるために遺伝子の相同組み替えによりODF2ノックアウト細胞を確立した。このODF2ノックアウト細胞の解析によりODF2は他の中心体構成タンパク質の多くとは異なり、細胞周期や細胞増殖には関与しないことが示された。またODF2ノックアウト細胞では母中心小体の付属構造物が確認されなかった。母中心小体は間期に繊毛を形成することが知られているので、このODF2ノックアウト細胞において繊毛が形成されるかを調べたところ、野生型の細胞では25%程度の細胞に繊毛が観察されたが、ODF2ノックアウト細胞では全く確認できなかった。以上の結果よりODF2は母中心小体の付属構造物の形成または維持に必要なだけでなく、繊毛の形成にも不可欠であることが示された。この結果はNature Cell Biology誌に掲載され、対外的にも評価されている。
上記結果に基づき個体でのODF2の機能、繊毛の役割を解析するためにODF2コンディショナルノックアウトマウスを作製している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Odf2-deficient mother centrioles lack distal/subdistal appendages and the ability to generate primary cilia2005

    • 著者名/発表者名
      石川裕章
    • 雑誌名

      Nature Cell Biology 7・5

      ページ: 517-524

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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