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2004 年度 実績報告書

動原体に普遍的なタンパク質Mis12の均等染色体分配における必須機能の解明

研究課題

研究課題/領域番号 04J01291
研究機関京都大学

研究代表者

清光 智美  京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC1)

キーワード動原体 / Mis12複合体 / スピンドルチェックポイント / Bub1
研究概要

RNAi法により、ヒトhMis12がスピンドルチェックポイントタンパク質Bub1,Bub3,BubR1の動原体局在に必要であることを明らかにした。また免疫沈降法により、これらのタンパク質がM期特異的に物理的相互作用していることも見いだした。RNAi法によりBub1,Bub3,BubR1を欠失させてもhMis12は動原体に局在すること、またBub1,BubR1の局在はCENP-Aには依存しないことから、CENP-Aとは独立にhMis12がこれらスピンドルチェックポイントタンパク質の足場となる動原体構造を形成していることが示唆された。さらに分裂酵母においてもBub1,Bub3の動原体局在がMis12に依存することを見いだした。Mis12がBub1,Bub3を動原体に局在化させる機能は、進化的に保存されていることが示唆された。
次にヒトhMis12のM期における動原体構築機能を調べるために、ノコダゾール停止した細胞抽出液を用いてFLAG-hMis12を免疫沈降し、共沈タンパク質をマススペクトロメトリーを用いて同定した。hMis12以外に、c20orf172,DC8,PMF1,AF15q14,HEC1,Nuf2,Spc24,Spc25,Zwint-1,Bub3の部分ペプチドが検出された。CBB染色の濃さ、および検出されたペプチド断片の数からhMis12は特にc20orf172,DC8,PMF1,AF15q14,HEC1,Nuf2,Spc24,Spc25,Zwint-1と強く結合していることが示唆された。c20orf172,DC8,PMF1は主に間期の細胞抽出液を用いても検出されており、細胞周期を通じてhMis12と複合体を形成していることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] A conserved Mis12 centromere complex is linked to heterochromatic HP1 and outer kinetochore protein Zwint-1.2004

    • 著者名/発表者名
      Obuse, C., Iwasaki, O., Kiyomitsu, T., Goshima, G., Toyoda, Y., Yanagida, M.
    • 雑誌名

      nature cell biol. 6

      ページ: 1135-1141

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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