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2004 年度 実績報告書

16、17世紀エチオピア北部社会の研究:牧畜民の流入とイエズス会布教の影響を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 04J02224
研究機関(財)東洋文庫

研究代表者

石川 博樹  財団法人東洋文庫, 研究部, 特別研究員(PD)

キーワード歴史 / アフリカ / エチオピア / イエズス会 / 牧畜民 / 異文化接触 / 布教 / キリスト教
研究概要

本研究の目的は、牧畜民の大量流入とイエズス会のローマ・カトリック布教によって、16、17世紀にエチオピア北部(現在のエチオピアとエリトリアにまたがる高原地帯)において生起した諸変北の解明である。本年度は、イエズス会エチオピア北部布教関係文書の蒐集と分析、そしてエリトリアの高原部における調査を、下記のごとく実施した。
1.ポルトガルのブラガ管区文書館が所蔵するイエズス会エチオピア北部布教関係文書集MS779所収文書の解読を進めた。そして本文書集の史料的価値について、「ポルトガル・ブラガ管区文書館所蔵イエズス会エチオピア北部布教関係文書集MS779の来歴:その史料的価値のために」と題して、日本オリエント学会学会誌『オリエント』に投稿した。
2.第19回国際宗教学宗教史会議世界大会(平成17年3月24日〜30日)において、本研究の成果の一部を、"Literacy and the Jesuit Mission in Seventeenth Century Northern Ethiopia"という題目で、英語にて発表した。本発表はセッション「キリスト教布教史上における「普遍」と「地域」の国際比較研究」の一部であり、本セッションの内容は、英文にて刊行される予定である。
3.平成17年1月5日から16日にかけて、オランダのライデン大学中央図書館とスペインのマドリード王立歴史学士院図書館にて文書調査を行った。
4.平成17年2月15日より3月2日まで、エリトリアの高原部において、本研究に関る聞き取り調査を行った。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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