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2005 年度 実績報告書

16、17世紀エチオピア北部社会の研究:牧畜民の流入とイエズス会布教の影響を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 04J02224
研究機関(財)東洋文庫

研究代表者

石川 博樹  (財)東洋文庫, 研究部, 特別研究員(PD)

キーワード歴史 / 17世紀 / アフリカ / エチオピア / イエズス会 / ポルトガル語 / 牧畜民 / 農耕民
研究概要

本研究の目的は、牧畜民の大量流入とイエズス会のローマ・カトリック布教によって、16、17世紀にエチオピア北部(現在のエチオピアとエリトリアにまたがる高原地帯)において生起した諸変化の解明である。本年度に実施したイエズス会エチオピア北部布教関係文書の蒐集と分析、及び研究成果の公表は下記のとおりである。
1.イエズス会のエチオピア北部布教はポルトガル王の保護下に行われたため、ポルトガル領インディアの首府であった現在のインド共和国ゴア市には、イエズス会エチオピア北部布教関係文書が多数所蔵されている。平成18年2月24日から3月9日まで、ゴア市の旧ポルトガル領インディア文書館(Historical Archives of Goa)において申請課題に関わる文書の調査を行った。この調査で得られた成果については、日本ナイル・エチオピア学会学会誌において発表する予定である。
2.本研究の成果の一部を"Ethiopian People and Jesuit Mission : Image of the Jesuits in Early Seventeenth Century Northern Ethiopia"と題してSophia University International Colloquium 2005(2005年12月17日)において発表した。本発表の内容は英文にて刊行される予定である。
3.昨年度に続き、ポルトガルのブラガ管区文書館が所蔵するイエズス会エチオピア北部布教関係文書集MS779所収文書の解読を進めた。分析結果の一部を日本アフリカ学会第43回学術大会(2006年5月27日、28日)において発表するための準備を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ブラガ管区文書館所蔵イエズス会エチオピア北部布教関係文書集MS779の来歴:その史料的価値の解明のために2005

    • 著者名/発表者名
      石川 博樹
    • 雑誌名

      オリエント 48・1

      ページ: 187-207

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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