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2006 年度 実績報告書

16、17世紀エチオピア北部社会の研究:牧畜民の流入とイエズス会布教の影響を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 04J02224
研究機関(財)東洋文庫

研究代表者

石川 博樹  (財)東洋文庫, 研究部, 特別研究員(PD)

キーワード歴史 / アフリカ / エチオピア / イエズス会 / 牧畜民 / 異文化接触 / 布教 / キリスト教
研究概要

本研究の目的は、牧畜民の大量流入とイエズス会のローマ・カトリック布教によって、16、17世紀に北部エチオピア(現在のエチオピアとエリトリアにまたがる高原地帯)において生起した諸変化の解明である。本年度に実施した関係文書の調査及び研究成果の公表は下記のとおりである。
1.本研究ではイエズス会士がポルトガル語で著した報告を主要な史料として用いている。平成19年3月7日から3月15日まで、ポルトガル共和国リスボン市のリスボン国立図書館、海外領土史文書館において文書調査を実施した。この調査で得られた成果については、日本アフリカ学会学会誌において発表する予定である。
2.本年の研究成果の一部を"The Jesuit Mission in Northern Ethiopia : With Special Reference to Its Relation with Literacy"と題してSophia University Xavier Jubilee Project 2006(2006年12月10日)において発表した。本国際学会の内容は英文にて刊行される予定であり、現在掲載原稿の編集作業を進めている。
3.特別研究員採用期間中に得られた研究成果の一部をまとめて日本アフリカ学会第43回学術大会で発表するとともに、同学会学会誌『アフリカ研究』と日本オリエント学会学会誌『オリエント』に2編の論文を公表した。さらに第16回日本ナイル・エチオピア学会学術大会(2007年4月14、15日)と日本アフリカ学会第44回学術大会(2007年5月26、27日)においても研究成果の一部を公表する予定であり、準備を進めている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] ソロモン朝後期の北部エチオピアに於ける歴史叙述の特色2007

    • 著者名/発表者名
      石川博樹
    • 雑誌名

      オリエント 49-2

      ページ: 182-199

  • [雑誌論文] オロモ進出期に於けるエチオピア北部の牛税ケイマ2006

    • 著者名/発表者名
      石川博樹
    • 雑誌名

      アフリカ研究 69

      ページ: 45-57

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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