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2005 年度 実績報告書

サンプル値区分的アファインシステムの解析と制御

研究課題

研究課題/領域番号 04J04365
研究機関京都大学

研究代表者

東 俊一  京都大学, 情報学研究科, 助手

キーワード区分的アファインシステム / ハイブリッドシステム / 可制御性 / 可観測性
研究概要

本年度は,サンプル値区分的アファインシステム(コンピュータによって決定される論理(スイッチ)が含まれるシステム)に対し,最適制御に関するつぎの結果が得られた.
(1)最適制御問題が可解であるための必要十分条件
(2)最適連続制御入力の構成法
(3)最適切換え時刻制御のための基礎結果(スイッチドシステムの最適切換え制御)
(4)移動ロボットの配置問題への応用に向けた基礎的結果(移動ロボットの幾何学的配置問題の解)
(1)および(2)では,連続時間の入力設計問題を扱い,サンプル値区分的アファインシステムに対するこの種の問題の完全な解法を与えた.本結果は,制御分野で最も権威のある学術雑誌のひとつである「Automatica」にレギュラーペーパーとして採択されている.
(3)ではサンプル値区分的アファインシステムの最適切換え時刻制御のための基礎的結果として,スイッチドシステムの最適切換え制御問題を解いた.また,(4)では,(1),(2)の実システムへの応用例として,移動ロボットの配置問題を考えた.これに対しては,最初のステップとして,移動ロボットの幾何学的配置問題の解を与えた.(3),(4)も国際学術雑誌(Nonlinear Analysis : Theory, Methods & Applications, International Journal of Human-friendly Welfare Robot Systems)への掲載が決まっている.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Synthesis of Optimal Controllers for Piecewise Affine Systems with Sampled-Data Switching2006

    • 著者名/発表者名
      S.Azuma, J.Imura
    • 雑誌名

      Automatica 42-5(印刷中)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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