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2007 年度 実績報告書

アフリカ系オマーン人のネットワークおよびアイデンティティをめぐる社会人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J06959
研究機関上智大学

研究代表者

上原 真由子 (大川 真由子)  上智大学, 外国語学部, 特別研究員(PD)

キーワードオマーン / 移民 / ネットワーク / アイデンティティ / エスニシティ / ザンジバル / 人類学 / 帰還
研究概要

報告者の研究は、1970年以降東アフリカからオマーンに帰還し、現在政治・経済的に高い地位を占めているにもかかわらず、オマーン研究においてその存在を等閑視されてきた「ザンジバリー」と呼ばれるアフリカ系オマーン人を総合的に考察の対象とすることを目指している。研究の推進にあたっては、これまで人類学において展開されてきた民族論、エスニシティ論、ナショナリズム論をふまえ、アフリカ系オマーン人のネットワークとアイデンティティに関して収集してきたデータ解釈の深化をはかるとともに、彼らのオマーン社会における位置づけを通して、オマーン社会のありようを明らかにすべく努めた。
報告者は育児による1年間の採用中断後、2月に研究再開をしたため、本年度は2ケ月しか研究を実施することができなった。したがって、前年度に収集した資料を検討しつつ、投稿した数本の学術論文の批評に努めた。また、研究会にも積極的に参加し、所属機関での意見交換もした。
今後は、一昨年執筆した博士論文の出版のほか、さらなる研究の成果公表を進め、それによって得られた評価などを参考にアフリカ系オマーン人の研究を中核に研究の推進をはかる予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] アラビア半島と東アフリカを結ぶオマーン人のネットワーク2008

    • 著者名/発表者名
      大川真由子
    • 雑誌名

      『文化と自然そしてことば 特集:インド洋海域世界-人とモノの移動』 4号

      ページ: 78-87

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「オマーン・スルターン国」2008

    • 著者名/発表者名
      大川真由子
    • 雑誌名

      松本弘(編)『中東民主化ハンドブック2007』(NIHUプログラムイスラーム地域研究東京大学拠点グループ2「中東政治の構造変容」TIAS Middle East Research Series No.1)

      ページ: 139-149

  • [雑誌論文] 女性が呪術に頼るとき-オマーンの呪術信仰2008

    • 著者名/発表者名
      大川真由子
    • 雑誌名

      赤堀雅幸(編)『民衆のイスラーム-スーフィー、聖者、精霊の世界』山川出版社

      ページ: 70-73

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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