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2006 年度 実績報告書

被子植物の受精を決定づける細胞構造的因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 04J08548
研究機関立教大学

研究代表者

森 稔幸  立教大学, 理学部, 特別研究員(PD)

キーワード被子植物 / 花粉 / 雄性配偶子 / 受精 / 生殖細胞 / 膜タンパク質
研究概要

本申請研究課題は単子葉植物であるテッポウユリの花粉を材料として、被子植物の受精メカニズムを雄性配偶子発現遺伝子から解明することを目的としたものである。今年度の研究成果として次のことが得られた。
1,申請者が発見した被子植物受精決定因子GCS1について、蛍光マーカータンパク質GFPを用いた系でシロイヌナズナ形質転換体の作製に成功した。これによってシロイヌナズナGCS1の精細胞における発現様式観察や受精に向かう同細胞の挙動解析が可能となった。
2,雄性配偶子形成異常から、受精能を持つ精細胞様細胞が花粉内に1つしか形成されない変異株cdka;1についてGCS1の発現を観察したところ、同細胞においてその発現が確認された。このことから上記の形質転換体は精細胞の成熟や受精能獲得のマーカーとしての利用が期待できる。
3,真正粘菌の接合前後で発現量変化を見せる新規遺伝子ASG1をディファレンシャルディスプレイ法で単離した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Species preferentiality of the pollen tube attractant derived from the synergid cell of Torenia fournieri.2006

    • 著者名/発表者名
      Higashiyama, T. et al.
    • 雑誌名

      Plant Physiology 142

      ページ: 481-491

  • [雑誌論文] Males evolved from the dominant isogametic mating type.2006

    • 著者名/発表者名
      Nozaki, H. et al.
    • 雑誌名

      Current Biology 16

      ページ: 1018-1020

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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