• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

就学・就業行動の多様化と高等教育の制度的・機能的変容に関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 04J09832
研究機関東京大学

研究代表者

林 未央  東京大学, 大学院・教育学研究科, 日本学術振興会特別研究員(PD)

キーワード高等教育のユニバーサル化 / 制度・システムの柔軟化 / 就学・就業行動の非標準型化 / 就学遅延・退学・再就学 / 転学支援システム / 学位でない学歴資格 / 高等教育政策 / アメリカと日本
研究概要

今年度前半は、アメリカの大学における、学位でない学歴資格(サーティフィケート)拡大の状況整理を主な作業として行った。国内外の文書資料の取り寄せ、インターネットによる情報収集、およびアメリカ教育省教育統計センターより提供されたIPEDS(統合中等後教育機関データシステム)を通じてデータセットを構築し、1970年代以降のサーティフィケート拡張の動き(とりわけ1990年代の動向)を分析した。本成果の一部は、日本教育社会学会第56回大会(「アメリカにおけるサーティフィケート・プログラムの展開-学位でない学歴資格の拡大-」)にて発表した。
今年度後半は、アメリカの大学における大学生の就学行動分析の準備を中心に研究を行った。サーティフィケート拡大をはじめとした高等教育システムの柔軟化を底支えした学生の意識・行動の変化を明らかにするため、以下の2点を中心に準備を進めた。(1)これまでアメリカ内外で明らかにされてきた、学生の行動分析についての文献レビュー、(2)学生の変化を追うことのできるパネル・データの収集。(1)については、図書館所蔵雑誌、電子ジャーナルの他に、関連文献を購入し、動向を整理した。(2)については、ウィスコンシン大学およびミシガン大学ICPSRよりデータの利用許可を得、データセットの整備を中心に作業を行った。この過程で、大規模データ整理のためのコンピュータおよびソフトウェアを購入した。

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi