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2004 年度 実績報告書

Gタンパク質供役型オーファン受容体の脂質リガンド探索と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 04J11704
研究機関東京大学

研究代表者

野口 響子  東京大学, 大学院・医学系研究科, 特別研究員(DC1)

キーワードリゾボスファチジン酸 / LPA / Gタンパク質供役型受容体 / GPCR / オーファン受容体 / GPR23 / p2y_9 / LPA_4
研究概要

申請者は平成15年に、Gタンパク質供役型オーファン受容体の一つ、GPR23/p2y_9が、新規リゾホスファチジン酸受容体LPA_4であることを同定した。LPA_4の生体内での機能、とくに、他の3種類のリゾホスファチジン酸受容体LPA_1,LPA_2,LPA_3との機能分担を解明するために、下記の研究を行った。
1.マウスLPA_4の発現分布
(1)生殖年齢に達したマウスの各組織についてノーザンハイブリダイゼーションをした結果、マウスLPA_4は生体内に広汎に発現しているが、なかでも子宮と卵巣と胎盤に高発現していることが分かった。
(2)マウス胚の発生過程にともなうLPA_4発現量の推移をノーザンハイブリダイゼーション法で調べたところ、胚全体では発生中期(E11.5)〜後期(E18.5)で発現量が安定して高くなることと、脳では発生中期(E12)で高く、発生が進むにつれて急激に発現量が低くなることが分かった。
(3)抗LPA_4ポリクローナル抗体を委託作製した。
2.LPA_4遺伝子欠損マウスの作製
LPA_4遺伝子ターゲッティングベクターを作製した。現在、組換えES細胞の樹立を試みている。
3.学会発表など
(1)UT Forum 21(東京大学とスウェーデンの大学の間で研究交流をするプログラム。昨年8月、スウェーデン)に参加し、本研究について口頭およびポスター発表を行った。また、スウェーデンの大学・研究所を見学し、学生間の研究交流を深めてきた。
(2)「ホスホリパーゼA_2および血小板活性化因子とその関連する脂質メディエーターの国際学会」(昨年10月、ベルリン)に参加し、本研究について口頭発表をした。
(3)第27回日本分子生物学会年会(昨年12月、神戸)に参加し、本研究についてポスター発表をした。

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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