研究分担者 |
牟田 博光 東京工業大学, 工学部, 教授 (70090925)
松永 裕二 西南学院大学, 文学部, 教授 (30128095)
小林 順子 清女子大学, 文学部, 教授 (20089288)
大塚 豊 広島大学, 大学教育研究センター, 助教授 (00116550)
潮木 守一 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 教授 (80022391)
藤芳 衛 大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (20190085)
池田 輝政 大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (90117060)
山田 文康 大学入試センター, 研究開発部, 助教授 (40158217)
小野 博 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (10051848)
柳井 晴夫 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (60010055)
清水 留三郎 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (00012344)
岩坪 秀一 大学入試センター, 研究開発部, 教授 (20141997)
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研究概要 |
平成6年度の調査国は、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、メキシコ、アメリカ、カナダ、ロシア、ブルガリア、韓国の9ヵ国であった。わが国の大学入試センター試験のように、各大学が自由に利用する共通テストが入学者の選抜に使われている国は、メキシコ、ベネズエラ、ロシア、アメリカ、韓国の5ヵ国である。メキシコでは、全国高等教育評価センター(CENEVAL,ゼネバル)が教科別の学力テストと進学適性テストの2種類のテストを1994年から実施し始めた。ベネズエラでは国立大学協議会の大学計画局が進学適性テストを1984年から実施している。ロシアでは、数学の学力テストが1989年から開始され、94年現在では10科目のテストが実施されている。米国では,カレッジボードの進学適性テストが1994年から進学評価テストに変わり、教科別の学力テストを統合したテストとして実施されている。韓国は、国立教育評価院の進学適性テスト(大学修学能力テスト)が1994年から開始され、95年にはそれまでの年2回から1回に変更された。 ブラジル、アルゼンチン、カナダ、ブルガリアについては、ブラジルとブルガリアは個別大学による入学試験が基本である。カナダは個別大学による選抜はあるが、大学入学前の進学準備学習の一定要件を入学許可の基本的な基準としなければならない。アルゼンチンは個別大学による選抜は許されてなく、中等学校の卒業により入学資格を取得した者に入学登録の権利を与える制度を採用している。
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