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1993 年度 実績報告書

古代都市ポンペイの形成と機能に関する総合的調査

研究課題

研究課題/領域番号 05041027
研究機関(財)古代学協会

研究代表者

浅香 正  (財)古代学協会, 古代学研究所, 教授 (70066059)

研究分担者 坂井 聰  (財)古代学協会, 古代学研究所, 講師 (20215586)
西田 泰民  (財)古代学協会, 古代学研究所, 助手 (80172667)
辻村 純代  (財)古代学協会, 古代学研究所, 講師 (60183480)
B. コンティチェロ  ポンペイ考古監督局, 総監
力丸 厚  法政大学, 工学部, 講師
川西 宏幸  (財)古代学協会, 古代学研究所, 教授 (70132800)
岩井 経男  弘前大学, 人文学部, 教授 (10113771)
横山 卓雄  同志社大学, 工学部, 教授 (10066243)
平田 隆一  東北大学, 教養学部, 教授 (00048779)
江谷 寛  (財)古代学協会, 古代学研究所, 教授 (90223651)
岡 道男  京都大学, 文学部, 教授 (40025052)
相川 浩  摂南大学, 工学部, 教授 (20027733)
キーワードカプア門 / ポンペイ城壁 / 地下探査 / 火山灰 / ウィラ
研究概要

古代都市ポンペイの形成に関して以下の諸観点より現地調査を行った。
(1)ポンペイ城壁の東北部に位置するとされる城門『カプア門』の実在を検証するとともに,この部分における城壁の編年を通じて,ポンペイの都市形成の過程を解明することを目的とした,発掘調査の準備を行った。その内容は,現地付近の測量図作成,遺構の埋没状況を把握するための地下探査,発掘現場付近の気球を使った空撮写真の撮影である。その結果に基づき,現地の発掘請負会社との委託契約を結び,人力労働力等を確保した上で,調査対象地区における遺構の状況を検分するための試掘調査を行った。その結果,この付近における城壁の走向方向や城壁に付加された塔と見られる構築物の一部が検出された。現在,平成6年度に予定している本格的な発掘調査の準備を行っているところである。
(2)城壁に使用されている石材の種類の同定を行うとともに,試掘に際して採取された火山灰の分析を行い,この地区の過去の発掘調査の時期に関する手がかりを得た。
(3)城壁改築の背景と考えられる,前5〜1世紀にかけてのカンパーニア地方の歴史を研究する基礎的資料をナポリ周辺の研究機関や大学において収集し,これを研究した。
(4)ポンペイ郊外に立地するウィラの分布と形態の調査を行い,城壁の外にこれらの家屋が成立してくる背景と,城壁内の市街地との関連を研究した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] The Japan Institute of Paleological Studies ed.: "A Preliminary Report Archaeological Investigation of the Japan Institute of Paleological Studies at the Northeast District of Fortification of Pompeii" Opuscula Pompeiana. IV(近刊). (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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