研究課題/領域番号 |
05041051
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岡野 章一 東北大学, 理学部, 助教授 (10004483)
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研究分担者 |
田口 真 東北大学, 理学部, 助手 (70236404)
福西 浩 東北大学, 理学部, 教授 (90099937)
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キーワード | オゾン / 成層圏 / 北極 / レーザーヘテロダイン分光 / 大気微量成分 / 極域成層圏 / オゾンホール / 波長可変半導体レーザー |
研究概要 |
1.平成6年2月20日から3月18日の期間にわたりアメリカ合衆国アラスカ州フェアバンクス郊外のアラスカ大学地球物理学研究所シ-プクリーク観測所においてレーザーヘテロダイン分光計によるオゾンの赤外吸収線観測を行った。観測では装置の据えつけ調整完了後の2月24日から撤収作業開始前日の3月13日までの間、天候条件に恵まれた2月20-24日の連続した5日間および3月11日の計6日分のオゾン吸収線データが取得された。現在オゾン高度分布を導出するためのデータ解析に着手した段階であるが、北極域冬季の水蒸気の少ない観測条件のため良好な生データが取得されており、さらに5日間連続の観測が行われているので北極域冬季の成層圏オゾンの日々変動がとらえられると期待される。 2.平成5年9月27日から10月10日の期間にわたりスウェーデン・キルナのスウェーデン宇宙公社所属のエスレンジ観測所およびフランス・パリ郊外の国立科学研究センター超高層物理学研究所を訪問し、平成6年度冬季に北極域での実施を予定しているオゾンおよび関連微量成分の地上分光観測および気球観測についての事前調査を行った。エスレンジ観測所では地上分光観測についての観測条件調査、打合せを行い、フランス国立科学研究センター超高層物理学研究所では平成6年度冬季に北極域を含むヨーロッパで予定されている「第2回ヨーロッパ北極域および中緯度域成層圏観測」キャンペーンについての情報収集を行うとともに気球観測についての打合せを行った。これらの事前調査の成果は本研究における平成6年度の北極域オゾン観測の実施に活用されることが期待できる。
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