研究課題/領域番号 |
05041114
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
今村 展隆 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 講師 (60110821)
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研究分担者 |
ZHAVORONOK S Vitebsk Research Institute of Radiation, Director
藏本 淳 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (50034070)
木村 昭郎 広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助教授 (70127645)
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キーワード | チェルノブイリ原発事故 / ビテブスク(ベラル-シ) / 急性白血病 / 慢性リンパ性白血病 / 多発性骨髄腫 / 多血症 / 低形成性貧血 / 小児急性白血病 |
研究概要 |
チェルノブイリ原発事故(1986年)前後の急性白血病発症率(人口10万名対)は3.29(81)、1.09(82)、2.45(83)、3.34(84)、1.09(85)、1.53(86)、1.61(87)、1.08(88)、2.60(89)、2.39(90)、2.05(91)、1.43(92)とほぼ同様で増加は認められていない。また慢性リンパ性白血病に関しても6.59(81)、5.92(82)、6.35(83)、8.14(84)、4.16(85)、8.09(86)、7.98(87)、6.48(88)、2.69(89)、2.21(90)、2.94(91)、3.13(92)とほぼ同様であった。多発性骨髄腫も2.0(81)、1.27(82)、1.36(83)、0.99(84)、0.81(85)、1.08(86)、1.26(87)、1.08(88)、1.53(89)、0.88(90)、0.62(91)、1.16(92)と同様であり、多血症も1.55(81)、1.18(82)、1.91(83)、2.80(84)、0.72(85)、2.43(86)、2.42(87)、2.16(88)、1.44(89)、0.44(90)、0.53(91)、0.99(92)と同様であったが、低形成性貧血は1.28(81)、0.73(82)、0.91(83)、1.27(84)、0.36(85)、1.08(86)、0.72(87)、0.72(88)、0.81(89)、0.53(90)、0.36(91)、0.18(92)と低下傾向を示した。一方、小児(14才以下)の急性白血病発症率も4.1(81)、2.4(82)、3.8(83)、1.7(84)、2.7(85)、2.4(86)、4.8(87)、5.4(88)、5.0(89)、4.6(90)、1.6(91)、4.0(92)とほぼ同様であった。成人は1992年度に16名の急性白血病を発症しており、慢性白血病は35名の発症を見た。一方、小児は1992年に13名が急性白血病を発症しており、1994年度より詳細な解析を行う予定である。
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