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1993 年度 実績報告書

世界経済のブロック化の分析

研究課題

研究課題/領域番号 05044021
研究機関立命館大学

研究代表者

柴田 弘文  立命館大学, 経済学部, 教授 (80112001)

研究分担者 LEE Hiro  カルホルニア大学, アーバイン校, 助教授
DRYSDALE Pet  オーストラリア国立大学, 教授兼日豪研究所所長
PANAGARIYA A  メリーランド大学, 経済学部, 教授 世界銀行上級エ
INTRILLGATOR マイケル D.  カルホルニア大学, ロスアンジェルス校, 教授
MCGUIRE Mart  カルホルニア大学, アーバイン校・経済学部, 教授
高木 信二  大阪大学, 経済学部, 助教授 (20226749)
福島 隆司  大阪大学, 経済学部, 助教授 (30228887)
井堀 利宏  大阪大学, 経済学部, 助教授 (40145652)
八田 達夫  大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (70008647)
鬼塚 雄丞  東京大学, 教養学部, 教授 (00028052)
キーワード自由貿易圏 / 地域経済ブロック / 関税同盟 / NAFTA / AFTA / EC / 地球環境保全 / APEC
研究概要

当年度は3年継続研究計画の第1年度であるため、当該研究プロジェクトに関する研究組織の確立と基礎理論の開発、基礎データの収集に重点を置いた。研究組織としては、協同研究の相手方機関である、カルホルニア大学、ア-バイン校の研究者を中心にチームを作り、日本側研究者との合同研究会を定期的に開催し、それに、米国、日本以外の研究者に参加を求めることとした。第1回の合同研究会はボストンにおいて開催し、意見の交換を行った。次回の米国内の研究会をカルホルニア大学ア-バイン校で行うこととした。
研究代表者及び各研究協力者はそれぞれ独自に国際地域同盟についての基礎的理論を従来の実績の上に確立しつつある。 研究代表者は地域経済統合参加国のメンバーについて合意を必要とするが世界に複数の競合する経済ブロックがあるときは各国間の利害の相違から、潜在的には統合組織が不安定になることを理論的に解明しつつある、アリ・エルアグラは、現在までの共同市場の経済理論を整理した。
井堀利宏はブロック内統合参加国間の内の所得移動の経済効果を分析した。
米国側の研究者はマ-ティン・マックガイヤー教授を中心として、米国側の見地から経済ブロックを研究した。アービンド・パナガリヤ教授はアジアに経済ブロックを作ることの得失を論じ、やや否定的結論に達している。ヒロ・リ-教授は現在パリのOECDに出向中であるが、同機関の豊富なデータを利用して、アジア経済の分析を行いつつある。特に経済ブロック形成に当って、従来は考慮されていなかった地球環境問題がどう関わるか、(例えば熱帯雨林の伐採)について新しい接近を試みている。
これらの論文を基礎に国際経済学の専門家を交えた国際シンポジュームを五月に開催することが確定した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Hirofumi Shibata & Martin c.Mcguire: "Protection Domestic Industries vs Defense against Trade Disruptions" Journal of Conflict Resolution. (未定).

  • [文献書誌] Hirofumi Shibata & Arvind Panagariya: "Defence Expenditures, International Trade and Welfare is General Equilibrium" International Economic Review. (未定).

  • [文献書誌] Hiro Lee & David Roland-Holst: "Trade Liberalization and Factor Market Adjustment in the Pacific Basin" OECD Working Paper.

  • [文献書誌] Toshihiro Ihori: "International Public Goods and Risks of Emergency" University of Tokyo Working Paper.

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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