研究課題/領域番号 |
05044194
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研究機関 | 国立精神・神経センター |
研究代表者 |
田平 武 国立精神・神経センター, 神経研究所・疾病研究第6部, 部長 (80112332)
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研究分担者 |
ベルナルド.ジョージ.L コンテ サントトマス大学, 医学部・神経内科, 助教授
ホセ.C ナバロ サントトマス大学, 医学部・神経内科, 助教授
アルテミオ.T オルディ サントトマス大学, 医学部・神経内科, 主任教授
山村 隆 国立精神, 神経センター神経研究所・疾病研究第6部, 室長 (90231670)
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キーワード | 同心円硬化症 / 多発性硬化症 / 脱髄疾患 / 急性散在性脳脊髄炎 / 髄鞘 / 脳炎 |
研究概要 |
フィリピン(マニラ)において同心円硬化症(バロ-)の調査を行なった。短期間の派遣2回と1回の招へいで、急性期バロ-3例、回復期バロ-16例、バロ-剖検例1例、多発性硬化症3例、急性散在性脳脊髄炎1例、出血性脳炎剖検例1例を収集した。このことからもバロ-病がフィリピンに多発することが再確認された。今回はじめて家族発症のバロ-病が明らかになった。これらを含めHLAとの関係を解析中である。 バロ-病はステロイド療法により極めて良く治ることが分った。多くの症例が家庭生活、社会生活に復帰していた。しかし、MRI等による画像検査で、病変の残存が確認された。現在神経生理学的解析をすすめている。 バロ-病患者末梢血リンパ球のミエリン抗原に対する応答をみた。まだ、検査は途中だが、ミエリン抗原に対する細胞性免疫応答は低いようである。液性免疫応答については現在検討中である。 本研究は極めて順調に進行しており、次年度の終りにはかなりの成果が期待できそうである。
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