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1994 年度 実績報告書

映像メディア利用教育及びメディア・リテラシー形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05045005
研究機関広島大学

研究代表者

小笠原 道雄  広島大学, 教育学部, 教授 (10053612)

研究分担者 KOPPEN J.K.  アムステルダム大学, 教育科学部, 高等教育プログラム主
ALKAN M.  アムステルダム大学, 教育科学部, 准教授
KARSTEN S.  アムステルダム大学, 教育科学部, 准教授
深田 昭三  広島大学, 教育学部, 講師 (50228863)
BOORSMA J.P.  アムステルダム大学, 教育科学部, 助教授
森 楙  広島大学, 教育学部, 教授 (00033556)
相原 和邦  広島大学, 教育学部, 教授 (40084115)
小倉 康  広島大学, 教育学部, 助手 (50224192)
マンザーノ バヒリオ・ウ  広島大学, 教育学部, 助教授 (80208719)
武村 重和  広島大学, 教育学部, 教授 (70112159)
山口 武志  広島大学, 教育学部, 講師 (60239895)
唐川 千秋  広島大学, 教育学部, 助手 (40233994)
羽生 義正  広島大学, 教育学部, 教授 (70033545)
鑪 幹八郎  広島大学, 教育学部, 教授 (40030324)
二宮 皓  広島大学, 教育学部, 教授 (70000031)
キーワードメ-ジ能力とメディア / 数学教育とコンピュータ / 科学・技術教育とメディア利用 / 性差(ジェンダー) / 中等理科カリキュラム / 異文化理解とメディア / メディア行動 / メディア・リテラシーとコンピータ・ゲーム遊び
研究概要

(小笠原)現代、特に日本の戦後における教育の問題を、教育学的立場から考察。メディア利用教育への需要の急増により派生する新しい教育問題にも言及。
(鑪)計画中の研究の具体化と実施のため、オランダ側と詳細な交渉。(羽生・深田・唐川)(1)5年度実施の「実態」調査についてオランダ側から提案の新たな観点を入れた補追データを収集・分析。(2)6年度分の機器特性検討の予備的研究として、イメージ能力・提示メディア(文章と図)と理解度との関連性を検討。(山口)7年度に向け、「コンピュータ利用の比較調査」の基本的枠組を検討。日本とオランダの中・高校生対象の調査を、「問題解決学習」に重点を置き立案、実施の交渉。(武村,マンザ-ノ,小倉)メディア認識の実態調査の計画を変更、(1)科学・技術領域でのメディア利用教育の内容・実施時期を検討する基礎データを得るため、「子どもの関心と保護者の意識の実態調査」を日本で実施。来年度はこれをオランダで実施の予定。(2)最近各国で開発・実施中の科学・技術を重視した新カリキュラムでのメディア利用教育に関する理論的研究の一貫として、今年度は環太平洋の各国で実施中の中等理科教育カリキュラムを相互比較。来年度はヨーロッパとの比較を計画。(相原)異文化理解におけるメディア利用の功罪を調べる目的から、文学作品とその映画化作品が鑑賞者に与える心理的効果を比較のため、夏目漱石の小説「それから」と森田芳光監督の同名映画を日本人学生と外国人留学生に鑑賞させ、質問紙調査を実施。(森・深田・ボールスマ)コンピュータゲームがメディア・リテラシーを無意識的に形成との仮説に立ち、ゲーム遊びやゲーム内容について調査・実験を実施。その結果、ファミコン子の性差、年令差、ゲーム遊びの経歴度、準拠集団のタイプにより、遊びの考えや接触の仕方、メディア行動一般などに相違。大学生でも、コンピュータへの態度が親近性と困難性の知覚より構成と判明。(二宮・カルステン・アルカン・コッペン)国際理解教育のプログラム開発でのメディア利用の比較研究の計画を具体化するための検討を継続。

  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 小笠原道雄: "戦後教育学の再検討(II)" 日本教育学会編「教育学研究」. 26. 印刷中 (1995)

  • [文献書誌] Takeshi Yamaguchi: "A study of metacognition in mathematical problem-solving:Theroles of metacognition on solving a construction problem." Hiroshima Journal of Mathematics Education.2. 69-79 (1994)

  • [文献書誌] V.U.Manzano: "A comparative study of the precollege postmodern science curricula in Japan,the philoppines and the United States." 教科教育学研究. 9. 75-87 (1994)

  • [文献書誌] 相原和邦: "漱石の渡欧と表現" 日本文化研究. (発表予定).

  • [文献書誌] 湯地宏樹・森 楙: "コンピュータゲームにおけるジェンダーと暴力" 日本こども社会学会『紀要・子ども社会研究』. 1(印刷中). (1995)

  • [文献書誌] 森 楙・湯地宏樹: "テレビ番組とコンピュータゲームの内容比較分析" 広島大学教育学部附属幼年教育研究施設『幼年教育研究年報』. 17(印刷中). (1995)

  • [文献書誌] 森 楙・湯地宏樹: "テレビゲーム遊びの多角的分析" 広島大学教育学部紀要 第1部(心理学). 43. 215-224 (1994)

  • [文献書誌] Hukada,S,.Yuji,H.& Mori,S.: "The effect of computer images and video game experiences on attitude toward computers." European Journal of Educational psychology. (投稿予定).

  • [文献書誌] 小笠原道雄: "村田 昇編著「シュプランガーと現代の教育」" 玉川大学出版部, 355 (1995)

  • [文献書誌] 中原忠男・山口武志(共著): "平岡忠他編『数学科教育実践講座 第5巻空間の図形』「第2章第1節 空間と図形の指導の系統」(分担執筆)" ニチブン, 190-204 (1994)

  • [文献書誌] 相原和邦 他: "二十世紀の日本文学" 白地社, 350 (1995)

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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