研究分担者 |
JOSHO K.K. トリブバン大学, 講師
GANTAM P. トリブバン大学, 講師
DHITAL M.R. トリブバン大学, 講師
UPRETI B.N. トリブバン大学, 助教授
小池 文人 島根大学, 理学部, 助手 (20202054)
國井 秀伸 島根大学, 汽水域研究センター, 助教授 (70161651)
中山 勝博 島根大学, 理学部, 助手 (20243420)
高須 晃 島根大学, 理学部, 助教授 (00183848)
高安 克巳 島根大学, 汽水域研究センター, 教授 (00127490)
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研究概要 |
6年10月にはウプレチ氏の招へいがトリブバン大学副学長のマテマ教授とともに実現し,本研究の打合せと今後の研究の討論が行われるとともに島根大学との今後の一層の研究交流と友好のための基礎が広範な研究分野において確立することができた。 高安はブットワル地域のシワリク帯をトリブバン大学からの大学院留学生とともに平成6年12月に調査を行い,シワリク層の地質調査を行い,層序・構造・推積学的な知見を得るとともに,とくに貝化石群集についての調査を集中的に行い,多くの研究資料を得た。これは本年度中には報告の予定で,期待した成果が得られた。 徳岡は国井と協力して先年の予察調査で調査地域に選定したポカラ盆地の3つの湖についてトリブバン大学の共同研究者とともに音波探査と柱状採泥器を用いた採泥を行った。これらの資料は現在日本に於いて分析作業が進行中であるが,採泥コア(約1m)中には何回かの洪水の記録がはさまれていることが明らかになった。これらは土石流によってもたらされたと考えられることからヒマラヤにおける環境変化の歴史を明らかにする上で重要なデータとなりうるもので,今後地球温暖化の研究の1つの方向が得られた。この結論は平成7年4月のカトマンズにおけるIGBPのPAGESにおいて発表予定である。 国井は上記と平行してこれらの湖とさらに消滅しつつある湖・湿地帯での水生植物分布を調査した。 小池は上記と平行してポカラおよびカトマンズの低ヒマラヤ帯の植生調査をトリブバン大学植物学教室の協力を得て行った。
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