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1993 年度 実績報告書

宇宙粒子線の観測による点源探索と加速機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05045022
研究機関大阪市立大学

研究代表者

伊藤 信夫  大阪市立大学, 理学部, 教授 (10047045)

研究分担者 MONDAL N.K.  タタ基礎研究所, 講師
KRISHNASWAMY  タタ基礎研究所, 助教授
TONWAR S.C.  タタ基礎研究所, 教授
NARASIMHAM V  タタ基礎研究所, 教授
SREEKANTAN B  タタ基礎研究所, 特任教授
MENON M.G.K  タタ基礎研究所, 名誉教授
林 嘉夫  大阪市立大学, 理学部, 助教授 (00106337)
川上 三郎  大阪市立大学, 理学部, 助教授 (40047337)
キーワード空気シャワー / 点源探索 / 高エネルギーγ線 / 一次線組成
研究概要

インド国立タタ基礎研究所と協同で、Ooty(標高2,200m)に5ヶ年計画で大規模空気シャワー装置を建設し、現在のところ確立した理論がない、高エネルギー一次宇宙線の発生機構や加速機構について研究することを主目的とする。発生源(ガンマ線源)を同定するため、初年度は、K.G.F.地下観測に用いた大型比例計数管群を使って、ミューオン検出器を建設することとした。
過去30余年にわたるコラ-金鉱深部からのすべての資材の搬出は比例計数管約7,000本を含め8月末に完了した。
一方、次期実験場所であるOoty(標高2,200m)では、タタ基礎研究所電波天文センターの構内に、本実験のための実験所の建設を平成6年5月末を目途に開始した。また、空気シャワーアレイの中心部に建設するミューオン検出器用の基礎打ち(コンクリート)も開始し、現在、36m^2×4基のものが完成した。吸収層(コンクリート、60cm×60cm×15cmユニット、重量約135kg)は、約2,000個が完成し、すでにコラ-金鉱から500本の大型比例計数管も搬送し、現在組上げを行っている。回路系に関しては、地下観測で用いたアンプの時定数を10μsecから7μsecに変更調整し、高頻度記録達成(約50Hz)のため、RAMカードの変更を施しており、ミューオン検出器と建物が完成次第データ取得に入る。
シンチレーターの製作はトロンベイにある原子力エネルギー研究所で行っている。また、最適なシンチレーターの配置・トリガー条件を調べるために空気シャワーシミュレーションを行っている。
当初より約2カ月程遅れているが、これは、昨年9月〜10月、インド全土に亘る運送業者のストライキと11月の大雨による道路決壊による資材搬送の遅れによる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Adarkar et al: "Search for Neutrino Oscillation Using K.G.F.Data" Proc.23rd Int.Cosmic Ray Conf.4. (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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